成田市、酒々井の歯医者・歯科医院で歯科治療を受けるなら

〒285-0905 千葉県印旛郡酒々井町上岩橋67-1

「京成酒々井駅」より徒歩約4分・駐車場22台完備

診療時間
10:30~12:00
12:00~18:00

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※当院では当日の予約も受付け、急なお悩みに即日対応しています。

 また、木曜も診療しています。

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当院の予防歯科・定期検診

 

むし歯・歯周病のリスクは人によって異なる

むし歯について、「むし歯や歯周病にならない方法はすでに確立されている」とお考えの方はいらっしゃるでしょうか。

また、むし歯に対して次のようにお考えの方も少なくないと思います。

「うちの家系は歯が弱いから、年齢を重ねていくと歯が悪くなるのは仕方ない」
「むし歯になったら治療すれば良い」
「とりあえず毎日歯を磨いているから大丈夫だ」

残念ながら、これらはいずれも間違いです。

むし歯や歯周病は、さまざまな発生原因やその症状の進行を促す要素が重なり合い、ある条件になった時にのみ発症する病気です。決して偶然や「運が悪かった」などの理由ではなく、必ず「なるべくしてなった原因」が存在します。

重要なのは、患者さん一人ひとりのむし歯や歯周病の原因と「なりやすさ」を把握し、適切な対策を立てることです。というのも、患者さんはそれぞれ銀歯の数も違えば、唾液の質も異なります。さらに歯並び、歯みがきの習慣、食生活も十人十色。したがって、再発を含む罹患リスクも一人ひとり違うのが自然なのです。

ちなみに予防先進国のスウェーデンでは、上記の事実をしっかり認識してこそ、結果的にむし歯や歯周病の予防につながると明らかにされています。

また、「歯科医師はむし歯や歯周病にならない」といったら「それは当然だろう」と思われる方もいるでしょう。では、それはなぜかお考えになったことはありますか?

その答えは「防ぐ方法を知っているから」です。

前述の通り、むし歯や歯周病は自然と起きてしまう病気ではありません。ご自身で実践する日々の正しいケアと定期的なプロによるケアがあれば、10年後も20年後もむし歯のない健康な歯でおいしく食事ができます。そして、この先の将来も健やかなお口の素敵な笑顔をつくるには「予防」が大切です。

歯科医師や歯科の従事者はそれらを理解しているため、むし歯や歯周病になりにくい状態を維持しています。いい換えると、歯科のプロによる予防ケアやアドバイスは、健康寿命を延ばす確実性の高いものなのです。

「治す」から「守る」へ

過去にむし歯治療を受けた患者さんで、現在下記のようなお悩みをお持ちの方はいませんか?

  • 以前治療したところがまたむし歯になった
  • 今度は隣の歯がむし歯になった
  • 気づいたら歯周病がかなり進行しており、抜歯と診断された

毎日歯みがきをしているのにむし歯や歯周病になってしまうのはなぜか、疑問を抱いている方も多いでしょう。

むし歯のなりやすさは、不十分な歯みがきや甘いものの食べ過ぎだけではなく、むし歯菌の数、唾液の量、 飲食の回数などによっても変わります。ご自身やお子さんの「本当のむし歯のリスク」を発見し、個別のむし歯予防対策を一緒に考えてみませんか?

当院はお子さんの予防はもちろん、おとなの予防歯科とマイナス1歳からの予防歯科(マタニティ歯科)もご提供しています。患者さんに合わせた予防プログラムによってお口の健康をサポートしますので、ぜひ気軽にご相談ください。

 

お子さんの健やかなお口をつくる予防歯科

お子さんのための予防歯科についてご紹介します。

3歳未満のお子さんには

生まれたての赤ちゃんから3歳未満のお子さんのお口の中には、むし歯菌は存在しません。しかし家族とのスキンシップ(キス・食べ物の口移し)からお子さんのお口の中にむし歯菌が感染し、むし歯のリスクを高めます。特に感染しやすい時期といわれているのは、1歳半~3歳です。

つまり、この時期にご家族からの感染を防げれば、口の中の細菌バランスが整う3歳以降はむし歯菌に感染しにくくなります。そして、さらにその後成長しても、むし歯のできにくい状態でいられるのです。

詳しくは「マイナス1歳からの予防歯科(マタニティ歯科)」をご覧ください

3歳以降のお子さんには

3歳を過ぎたとしても、むし歯ゼロはめざせます。より良いむし歯予防につなげられるよう、私たちは下記のようなお子さんのための予防検査を実施しています。

唾液検査

「毎日歯みがきをしているのに、むし歯や歯周病になってしまうのはなぜだろう」と疑問を抱いている方も多いでしょう。

前述の通り、むし歯のなりやすさは歯みがきや甘い物の食べ過ぎのほか、むし歯菌の数、唾液の量、 飲食の回数などによっても変わります。

そこで唾液検査を行い唾液の量や質を調べると、本当のむし歯のリスクを数値的に発見できます。

以下の項目を測定することで、歯や歯ぐきの健康とお口の中の清潔度の計測をし、個人のむし歯リスクを判定します。

  • 歯の健康(むし歯菌の多さ、唾液の酸性度、緩衝能(かんしょうのう/酸に対する抵抗力))
  • 歯ぐきの健康(白血球、タンパク質の多さ)
  • お口の清潔度(アンモニア濃度)

ぜひ当院でお子さんのリスクをしっかり把握し、むし歯予防の対策を一緒に考えてみませんか?

口腔内写真撮影

口腔内写真(お口の中の写真)を撮影します。写真でお口の状態を記録すれば、歯並びや汚れている箇所を確認できます。

染め出しPCR検査

歯のみがき残しがわかる「染め出し液」で歯に付着しているプラーク(歯垢)を赤く染め出し、汚れている箇所をチェックする検査です。

位相差顕微鏡

位相差顕微鏡(いそうさけんびきょう)は、採取したお口のプラーク(歯垢)をモニター画面で確認できる機器です。

この顕微鏡でむし歯菌・歯周病菌・真菌(カビ菌)の種類や数を調べ、むし歯や歯周病の発症リスクを明らかにします。

問診(食習慣や歯みがき習慣の調査)

むし歯は生活習慣病です。だからこそ、食事やおやつのとり方をお聞きすることで、予防のためのより適切なアドバイスを行えます。

 

お子さんのむし歯ゼロをめざす

むし歯ゼロを目標とした当院の取り組みを、以下にご紹介します。

高濃度フッ素塗布

フッ素は、ご家庭で使用されている歯みがき粉にも含まれていますが、小児用は950ppmとごく低い濃度に設定されています(中学生以上用は1,450ppm)。したがって、これだけでむし歯を予防するのは非常に困難です。

そこで私たちは歯医者のみが使用できる高濃度9,000ppmのフッ素を使用し、むし歯予防にとどまらない幅広い予防を行っています。

フッ素はむし歯に対する抵抗力を高めるほか、みがき残しによる歯垢(プラーク)を歯の表面に付着させにくくなる働きがあり、歯肉炎や口臭予防にも効果的です。

なお、当院の「キッズクラブ」にご加入いただければ、フッ素コーティングがお得に受けられます。

キッズクラブの詳細はこちらへ
シーラント

むし歯リスクの高いお子さんには、積極的にシーラントを実施しています。

シーラントのメリット
  • 1
    むし歯のリスクの低減

みがきにくい奥歯の凸凹を埋めると食べカスなどが詰まりにくくなり、むし歯になるリスクが減少します。

  • 2
    処置がほとんど痛くない

歯を削らない処置ですので、キーンという金属音はせず、もし痛みがあってもわずかです。怖がりのお子さんにも落ち着いて受けていただきやすいでしょう。

シーラントのデメリット
  • 1
    シーラントがとれてしまう

シーラントは半年ほど経過すると次第にすり減ってしまい、効果がなくなる場合があります。

  • 2
    むし歯がまったくできないわけではない

シーラントは表面の溝にできるむし歯には予防効果が認められますが、歯と歯の間などにできるむし歯は防げません。そのため毎日の仕上げみがきなど、ご家庭でのセルフケアはしっかり続ける必要があります。

  • 3
    定期検診、予防ケアは必要

シーラントが部分的に欠けたり段差が生じたりと、かえってむし歯が生じやすくなるケースも存在するため、定期的なメインテナンスが理想的です。

シーラントの流れ

歯のクリーニングを行い、表面の汚れを落とす

歯にシーラントを接着させるための薬を塗布

シーラント剤を歯の溝に流し込み、光を当てて固める

※シーラント処置は簡単で、時間もそれほどかかりません。

シーラントは何歳頃にすればいい?

シーラントを行う年齢の目安は、以下をご参照ください。

  • 乳歯:4~5歳頃
  • 6歳臼歯:6歳頃
  • 永久歯の前歯:7~8歳頃
  • 永久歯の奥歯:9~12歳

上記はあくまでも目安となります。さらに小さい頃からむし歯予防で定期的に通院し歯医者に慣れているお子さんは、よりスムーズにシーラント処置を行えます。また、当院では「キッズトレーニングプログラム(治療前に治療の練習をするためのプログラム)」をご用意。このトレーニングを行えば、歯医者に慣れていないお子さんでも不安なく徐々に治療を受けられるようになるでしょう。

キッズトレーニングプログラムの詳細はこちらへ

親御さんのためのブラッシング指導

仕上げみがきの際、怒った表情や口調になっていませんか?歯ブラシを当てる力や、毛先の硬さは問題ありませんか?

お子さんの場合、成長とともに乳歯や永久歯の数も変化します。したがって、汚れが溜まりむし歯になりやすい部位が時期によって変化するのです。

仕上げみがきは、なんとなく全体をシャカシャカみがいて、お子さんが飽きたら、あるいはお口の中が泡でいっぱいになったら終わりという保護者の方も多いようです。さらにお子さんのイヤイヤ期に直面し、どうやって仕上げみがきをしたら良いのかわからないといったご相談も多く寄せられます。

私たちはそうしたお声を受け、歯科の診療台に座れないお子さんのために、キッズスペースで保護者の方向けの歯みがき指導を行っています。ご自宅と同じようにお子さんが横になった状態で、実際の仕上げみがきのポジションから学ぶことが可能です。

キシリトールを用いた予防

「キシリトールは歯に良さそう」と思われている方は、少なからずいらっしゃると思います。しかし、実際にキシリトールの何が良いのかまでご存知の方はそう多くないかもしれません。

実はキシリトールは、皆さんが思う以上にむし歯予防の効果が期待できます。当院では、日本フィンランドむし歯予防研究会キシリトールマイスター認定の歯科衛生士が、ライフスタイルに合ったキシリトールの効果的な摂取の方法をお教えいたします。

PMTC(クリーニング)

PMTCとは、プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングと呼ばれるお口と歯のクリーニングです。予防歯科のプロである歯科衛生士が、日頃の歯みがきでは除去しきれない汚れをきれいにとり除きます。

悪くなる前に歯並びを整える「子ども予防矯正」

矯正治療は従来、歯並びが悪くなったら検討するのが一般的でした。しかし近年は「歯並びが悪くなる原因を早期に取り除き、歯並びの悪化を防ぐ」という、新しい矯正の考え方が主流となってきています。

実際、歯が生え変わる時期のお子さんには、おとなになってからはできない矯正方法もあります。治療の負担を軽減するためにも、歯並びの改善は早期の治療が望ましいのです。

お子さんに、こんな症状は見られませんか?

  • お口をポカンと開けている
  • 下あごに梅干しのようなシワをつくっている
  • 歯並びが悪い
  • 口臭が気になる
  • いびきをかいている
  • 鼻づまりが治らない

お子さんの歯並びが悪い、または悪くなりそうな場合、口呼吸や舌の悪いクセなどが隠れている可能性があります。きちんと歯が生えるためのあごのスペースがないという問題も考えられますが、上記のような悪癖が影響するケースも珍しくありません。

 

おとなのための予防プログラムも充実

歯は人体の中で唯一、再生機能を持っていません。たとえ骨のように硬くても、一度むし歯などで悪くなってしまうと二度ともとには戻らないのが事実。骨折時の骨のように、時間が経過すればもと通りになるわけでもないのです。

再生機能を持たない歯は、削る回数が増えるほど、まったく削られていない歯に比べてどんどん弱っていきます。統計学的には、予防のためのメインテナンスをせず、同じ歯を5回治療したら抜歯となっているケースが一般的には多いです。

このグラフのように、定期的なメインテナンスを受けている人と受けていない人とで、生涯の歯の残存本数は驚くほど変化します。予防目的でメインテナンスを受ける習慣がない人の場合、50代から急速に歯を失っています。

ここで「むし歯や歯周病になったのは運が悪かっただけ」「治療が終わったら、また歯みがきを頑張れば大丈夫」などと、つい考えてしまっていませんか?

歯科医師や歯科衛生士でさえ、自分の歯を100%きれいにするのは困難です。そしてどんなに歯みがきが上手な患者さんでも、10~20%のみがき残しがあるといわれています。つまり、多くの方の歯は「それ以上に汚れている」ということです。

だからこそ私たちは、皆さんに歯医者で定期的にメインテナンスを受けていただきたいと心から思っています。

GBTに基づくバイオフィルムマネジメント

「GBT(Guided Biofilm Therapy)」は、従来の歯面清掃や歯石除去とは異なる「新しい予防システム」です。歯科先進国のスウェーデン発祥のシステムで、最大の特徴は「より効果的に、そしてより体に優しい処置」を追求している点にあります。

歯周病の予防といえば歯石除去をイメージされるかもしれませんが、GBTシステムは歯石除去だけでは不十分と考え「バイオフィルム」の除去に着目しています。

バイオフィルムとは粘性のある細菌膜、つまり悪さをする細菌を守るための「バリア」のようなものです。

従来のクリーニングで除去できるのは歯の表面の汚れだけで、肝心のバイオフィルムは除去できませんでした。その点、当院が導入しているEMS社製の「エアーフロー」は、表面の汚れだけでなく、バイオフィルムまでしっかりとり除くことが可能です。今までの方法ではアプローチしにくかった部分の処置を、より効果的に実施できるようになっています。

また、GBTは抗菌剤や消毒剤、研磨剤を使用しないため、歯にとても優しい予防システムといえます。歯や歯ぐきを傷つけない処置は、痛みもほとんど感じません。加えてGBTのステップには、患者さんに対するホームケア指導なども含まれます。歯医者でケアした上でご家庭でのお手入れの大切さもお伝えし、それを実行いただくことで、一緒に予防を進められるという方法です。

私たちは、このような「スウェーデン型プラークコントロール」をおすすめしています。なお、当院は先進的な予防歯科をめざす歯医者として、歯科業界でも知名度のある「株式会社オーラルケア」から取材を受けました。

さらに徹底した予防をするためのご提案

バイオフィルムやプラークが付着しにくい、つめもの・かぶせ物

銀歯を入れたことのある方なら「治療した数年後に銀歯が外れた」という経験を一度はしたことがあるのではないでしょうか。

銀歯などのつめもの・かぶせ物は材質の性質上、経年劣化でさびたり、咬み合わせの力で知らないうちにたわみが出てきたりします。歯と金属の間にすき間や段差が広がるケースも珍しくありません。

このようにしてできたすき間には歯ブラシが届かないため、すき間から汚れが溜まり、むし歯菌がどんどん中に侵入してしまいます。そして銀歯が外れる、痛みが出て再治療になる、歯周病が再発するなどのトラブルにしばしば発展するのです。その後、慌てて歯医者に行くものの、そこでさらに歯を削って…という悪循環が発生してしまいます。

むし歯の再発のリスクを下げるには、保険診療の銀歯やプラスチックと比べて汚れにくいセラミックやジルコニアを使用するというのも選択肢の一つです。

セラミック治療について詳しくはこちらをご覧ください
「咬み合わせ」の悪さが、歯周病の原因になることも

八重歯や叢生(そうせい)といったデコボコしている歯並びだと、上下の歯がバランス良く咬み合わず、奥歯または特定の歯に大きな負担がかかってしまいます。

この強い負荷がかかる状況下で十分なセルフケアが行えないと、咬み合わせの悪影響(負荷)が原因となり、歯周病を進行させる恐れがあります。

おとなの矯正治療について、詳しくはこちらをご覧ください

 

マイナス1歳からはじめるむし歯予防

前述の通り、生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはむし歯菌が存在しません。しかし、キスや口移しといった家族とのスキンシップを通じてお子さんのお口にむし歯菌が感染し、むし歯リスクが高まっていきます。

こういった訳で、むし歯菌の多い母親の子どもはむし歯になりやすく、そうでない母親の子どもはむし歯になりにくいという傾向がでてきます。

上記を踏まえ、私たちがおすすめするのは、赤ちゃんが生まれる前からの対策である「マタニティ歯科の受診」です。

マタニティ歯科は妊婦さんを対象とした歯科のことで、妊娠中のお母さんとお腹の中にいる赤ちゃんに対する「お口の健康を守るための予防歯科」をご提供します。妊娠中のお母さんがご自身のお口の健康を保てれば、生まれてくるお子さんの健康にも良い影響が現れます。大切なお子さんのことを考えると、妊娠中からマタニティ歯科を受診したほうが好ましいでしょう。

妊娠中はつわりで歯をみがきにくかったり、体調が悪くなって十分な歯みがきができなかったりしがちです。その結果、口の中は細菌が増殖しやすい環境になります。生まれてくるお子さんのためにも、積極的に歯医者を受診しお口のケアをしませんか。当院であれば、妊婦さんに配慮した対応が可能です。

私たちは、お子さんが生まれる前から取り組むむし歯予防を「マイナス1歳からのむし歯予防」と称し、受診を推奨しています。

妊娠中からお母さんのお口を清潔に保ち、むし歯菌を減らしておくことで、生まれてくる我が子へのむし歯菌の感染を遅らせられます。むし歯菌の感染を予防できれば、お子さんのお口の中にはむし歯にかかりにくい環境が完成。出産前のお母さんの予防歯科への積極的な取り組みは、「むし歯にかかりにくいお口をお子さんにプレゼントする」ことでもあるのです。

マタニティ歯科は、妊娠中期(5~8か月)であればほとんどの方が問題なく歯科治療を受けていただけます。さらにお母さんだけでなく、お父さんや祖父母の方など、ご家族にもお子さんが生まれてくる前のお口のクリーニングや歯科治療の受診をおすすめいたします。生まれてくるお子さんのためにも、ぜひ放置していたむし歯や歯周病を治療しましょう。

マタニティ歯科での取り組み

お母さん・お腹の赤ちゃんに負担の少ない治療

妊娠中に治療が必要になった場合、お母さんとお腹の赤ちゃんに影響がないよう最大限配慮し、必要に応じて産婦人科医と連携しながら治療を進めています。

配慮している点は、具体的には次のような内容です。

  • 治療時の体勢
  • 治療時期
  • お薬の種類
  • レントゲンの使用
妊娠性歯肉炎や歯周病の予防

歯周病にかかった妊婦さんは、早産や低体重児出産を引き起こしやすいことが判明しています。

その要因は、妊娠中に増加する「エストロゲン(女性ホルモン)」。エストロゲンは歯周病菌の栄養源であるため、妊娠中は歯周病菌にとって都合の良いお口の状態になっています。そして歯周病菌は、陣痛を引き起こす「プロスタグランジン」を分泌します。この連鎖によって過度に陣痛が促進され、早産や低体重児出産につながってしまうのです。

実は歯周病の予防は、健康な赤ちゃんを産む上でもとても大切だということをぜひ知っていただきたいと思います。

産後のフォローもお任せください

赤ちゃんが生まれると、一般的にお母さんはご自身の通院やケアなどが難しくなってしまうのではないでしょうか。しかし当院にはキッズルームがあり、保育士も常駐していますので、安心してお越しいただけることと思います。

第2子の出産後など、複数のお子さんを連れての歯科の受診は大変なことです。そのような場合も保育士が親身にお手伝いするため、遠慮なくご相談ください。小さいうちからお母さんと一緒に歯医者に通うと、お子さんが歯医者さん嫌いになるのを防ぐメリットもあります。

詳しくは「キッズルーム・託児サービスのご利用について」をご覧ください

フッ素塗布

家庭用のフッ素剤に比べ約10~20倍の高濃度フッ素を医療従事者が歯に塗布し、歯の質を強化します。

フッ素塗布 1,100円

※キッズクラブ会員は年に2回まで無料

治療の期間・回数:1~3か月に1度
リスクや副作用:フッ素の効果には個人差があります。一度に多量のフッ素を摂取する、または長期にわたり過量のフッ素を摂取することで中毒症状が現れる場合があります(歯科医院では適量を守っているので中毒症状が起こる可能性はほとんどありません)。

唾液検査

唾液中に含まれる歯周病やむし歯の原因菌の数や種類を調べる検査です。検査結果により、歯周歯の原因やリスクがわかります。

唾液検査 4,400円

治療の期間・回数:1回
リスクや副作用:検査前は食事・喫煙・歯みがきを控えていただく必要があります。検査前は運動を控えていただく必要があります。検査中に咀嚼の刺激で出血する可能性があります。

GBTメインテナンス

EMS社のエアーフロー「プロキシマスター」を使用した最新のクリーニング、GBT(Guided Biofilm Therapy)を導入しています。GBTは従来の歯周病治療や歯のクリーニングとは異なり、予防歯科先進国であるスウェーデンで取り入れられている、安全性の高さを追求した治療・予防法です。

むし歯や歯周病の原因であるバイオフィルムは、日々のブラッシングではなかなか除去することが難しいのが実状です。GBTはそのバイオフィルムに着目。エアフローで特殊なパウダーを歯に吹き付けてバイオフィルムをとり除きます。施術時間は60分かかります。

GBTメインテナンス 11,000~16,500円

治療の期間・回数:1回
リスクや副作用:施術後数時間以内に、着色効果の強いもの(コーヒー・紅茶・喫煙など)を摂取すると、歯に色素沈着が起こる可能性があります。パウダーの刺激により歯ぐきから出血する可能性があります(痛みはほとんどありません)。

※金額は税込み表記です。

予防歯科の流れ

お口の検査

お口の中を拝見し、歯や歯ぐきの状態を確認します。

予防プランの説明

患者さんの年齢や生活習慣、お口の状態をもとに、予防プランを立てます。

むし歯や歯周病を予防するための施術

歯のクリーニングやフッ素塗布、歯みがき方法のレクチャー等をいたします。

定期検診

STEP1~3を定期的に行っていきます。

歯みがきや食生活についてアドバイス

むし歯ができないように、お子さんに歯みがきの練習をしていただいたり、保護者の方には食生活や日常ケアについてアドバイスをします。

再発予防

お口の健康を守るために、定期検診や歯のクリーニングを受けることをおすすめします。

検診・歯石取り・歯のクリーニング・フッ素塗布などもご予約いただけます。3か月先のご予約もお気軽にどうぞ。

043-496-0007

診療時間

 
午前
午後

午前:10:30~12:00
午後:12:00~18:00
▲:9:30~13:00/14:00~18:00

※急患の当日受付可能
休診日:日曜・月曜・祝日

043-496-0007

〒285-0905
千葉県印旛郡酒々井町上岩橋67-1
「京成酒々井駅」より徒歩約4分
駐車場22台完備