感染対策

「歯医者って、本当に器具は清潔なの?」「目に見えないところで、菌は大丈夫?」――こうした不安は、口にしづらいけれど、多くの方が心の中で抱えているものだと思います。

あい歯科では、患者さんの「目に見えない安心」を守るため、感染対策と滅菌に最大限の力を注いでいます。このページでは、ふだん見ていただけない当院の取り組みを、できる限り正直にお伝えします。

目次

なぜ歯科の感染対策が大切なのか

歯科治療は、その性質上、唾液や血液に触れる処置が多くあります。器具を使い回すと、前の患者さんのお口の中の細菌・ウイルスが次の患者さんに移るリスクが、構造上どうしても存在します。

2014年、ある全国紙が「歯科の使い回し器具」の問題を大きく報じ、社会的な注目を集めました。それ以来、医療機関の感染対策への意識は確実に上がっていますが、医院ごとの取り組みには差があるのが現状です。

あい歯科では、開院当初から「自分や家族が治療を受けるなら、これくらいやってほしい」というレベルを基準に、感染対策の体制を整えてきました。

当院の感染対策の柱

1. クラスB滅菌器による完全滅菌

滅菌器には性能のクラスがあり、最も厳しい基準を満たすのが「クラスB」です。複雑な形状の器具・チューブ・パッキング済みの器具まで、ヨーロッパの医療基準に準じて完全に滅菌できます。

  • 医院で使用する器具は、基本的にすべてクラスB滅菌器で処理
  • 滅菌後の器具は、清潔な袋にパッキングして個別保管
  • 患者さんごとに、使う直前に新しい袋を開封

2. 使い捨て(ディスポーザブル)器具の積極採用

滅菌可能な器具でも、より安全性が高い場合は使い捨てを採用しています。

  • 紙コップ・エプロン・手袋
  • 注射針・麻酔液カートリッジ
  • スリッパ/治療チェアのカバー
  • 印象用トレー(ディスポーザブル版あり)

3. 治療チェアの徹底消毒

患者さんが入れ替わるたびに、治療チェア全体を消毒します。

  • ヘッド・ハンドル・操作パネル・ライト
  • スピットン(うがい用シンク)周辺
  • 次亜塩素酸ナトリウム・アルコール系消毒剤を使い分け

4. 治療用水の管理

治療中にお口に触れる水は、見落とされがちな感染リスクです。

  • 治療水ラインを定期的に洗浄・消毒
  • 給水タンクの定期清掃
  • 必要に応じて口腔外バキュームで治療時の飛沫を吸引

5. 空気の管理

治療中は、唾液や歯を削った粉が空気中に飛び散ります。これを最小限に抑えるため、空気環境にも配慮しています。

  • 口腔外バキュームで治療時の飛沫を直接吸引
  • 診療室の空気清浄機・換気
  • 治療チェアごとに区切られた空間で、飛沫の拡散を防ぐ

スタッフの徹底

設備をどれだけ整えても、最後はそれを使う人の徹底度で決まります。あい歯科では、スタッフ全員に感染対策の研修を実施し、日々の業務に組み込んでいます。

  • 患者さんごとに手袋を交換
  • 治療前後の手洗い・消毒の徹底
  • マスク・フェイスシールド・ガウンによる飛沫対策
  • 定期的な健康診断・感染症スクリーニング
  • 新人スタッフへの感染対策研修

お子さん連れ・高齢の方への配慮

お子さんや高齢の患者さんは、特に感染対策の影響を受けやすい方々です。当院では次の配慮をしています。

  • 小児診療スペースは、大人の診療スペースと動線を分けて空気を共有しない設計
  • キッズルームのおもちゃ・絵本は、定期的に消毒
  • 託児を担当する保育士も、定期的な健康管理
  • 付き添いの方への手指消毒のご案内

定期的な見直し

感染対策は、一度整えれば終わりではありません。新しい知見、新しい器具、新しいウイルス――状況は常に変わるため、定期的に体制を見直しています。

  • スタッフミーティングで感染対策のレビュー
  • 新しい消毒剤・滅菌器の情報を継続的にウォッチ
  • 歯科関連学会のガイドライン改訂への対応

ご質問・ご見学について

「実際にどんな滅菌器を使っているのか見たい」「使い捨ての器具を確認したい」というご要望があれば、診療の合間にご案内します。当院では、感染対策の取り組みは「隠すべきもの」ではなく「お見せできるもの」と考えています。

お子さんの初診前にご見学だけしたい、というご相談も歓迎です。安心して通っていただける環境かを、ご自身の目で確かめてください。

よくあるご質問

本当に毎回、器具を新しくしていますか?

はい。患者さんごとに、滅菌済みの器具パッケージを目の前で開封します。前の患者さんが使った器具を、消毒だけして次の方に使う、ということはしていません。

コップやエプロンは、繰り返し使っていますか?

紙コップ・紙エプロン・使い捨て手袋を使用しています。患者さんごとに新品を開封し、診療後はそのまま廃棄します。

針の使い回しはありませんか?

ありません。麻酔の注射針・麻酔液カートリッジ・歯石を取るチップなど、患者さんの血液・唾液に触れる消耗品は、すべて使い捨て、または個別パッキングの新品を使用します。

高齢の家族を連れて行きたいのですが、感染が心配です

ご家族に基礎疾患や免疫リスクがある場合は、ご予約時にお伝えください。可能な範囲で診療時間帯を調整し、他の患者さんと重なりにくいタイミングをご案内します。

感染対策の様子を見学できますか?

はい、診療の合間でしたらご案内できます。滅菌器・パッキング済みの器具・治療チェアの消毒など、ふだん見えない部分をお見せします。事前にご連絡いただけると、よりゆっくりご案内できます。

感染対策にご不安がある方こそ、ぜひ一度ご来院ください。実際の取り組みを、目で見て確かめていただけます。

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