「銀歯を白くやり替えたい」「他院でセラミックを勧められたけれど、健康な歯を大きく削るのは抵抗がある」――そう感じている方へ。
あい歯科は、健康な歯をできるだけ削らない「ダイレクトボンディング(DB)」を中心に、虫歯治療や審美的な改善を行っています。歯は一度削ったら戻りません。だからこそ、削る量を最小限にとどめる治療を選びたいのです。
「削る連鎖」を止める
歯科の世界には、長く続いてきた“削る連鎖”があります。
- 小さな虫歯を削って詰める
- 数年後、その境目から再び虫歯になる
- 少し大きく削り直して、銀歯を入れる
- また数年後、銀歯の下で虫歯が広がる
- 神経を抜き、被せ物をする
- やがて根が膿み、抜歯になる
この道のりは、20年・30年かけて多くの方が辿ってきた“下り坂”です。途中で誰かが「ちょっと待ってください」と止めなければ、止まりません。
ダイレクトボンディングは、この削る連鎖を、あなたの歯で止めるための治療です。削るのではなく“足す”――健康な歯を守りながら、見た目と機能を取り戻します。
ダイレクトボンディングという選択肢
ダイレクトボンディング(DB)は、歯科用の樹脂を直接歯に盛り足して、形と色を整える治療です。
DBの3つの特長
- 健康な歯をほとんど削らない――必要最小限で済む
- 多くの場合、その日のうちに仕上がる――通院回数が少ない
- 欠けや変色が出ても、部分的にやり直しやすい
対応できる症例
- 小〜中程度の虫歯(銀歯を白くやり替えたい場合も)
- 前歯のすき間・欠け・形の不ぞろい
- 部分的な変色
- 小さい歯・先端のすり減り
- 小さなヒビ・割れ
銀歯・セラミックとの違い
詰め物・かぶせ物には、いくつもの選択肢があります。それぞれに長所と短所があり、あなたの状態とご希望に合わせて選びます。
保険の銀歯
- ◯ 費用が抑えられる
- △ 見た目が目立つ
- △ 年月とともに境目から再び虫歯になりやすい
- △ 金属アレルギーのリスク
セラミック(自費)
- ◯ 見た目が自然
- ◯ 境目からの再発が起きにくい
- △ 健康な歯を大きく削ってかぶせる必要がある
- △ 費用が高め
ダイレクトボンディング(自費)
- ◯ 健康な歯をほとんど削らない
- ◯ その日のうちに仕上がることが多い
- ◯ 部分的にやり直せる
- △ 強い力がかかる場所・広範囲には不向き
- △ 時間とともにわずかに変色・摩耗することがある
「いちばん良い素材」というものはありません。あなたの歯の状態・部位・ご希望に合わせて、向く方法を一緒に選びます。
当院が削らないにこだわる理由
「とりあえず削る」「念のため大きめに削る」――これは、当院ではしません。削った分は、もう戻らないからです。
削るとどうなるか
- 歯の構造が弱くなり、ヒビや破折のリスクが上がる
- 神経に近づくほど、しみる・痛みが出やすくなる
- 詰め物・かぶせ物の境目から、再び虫歯になるリスクが上がる
だから当院では、虫歯を赤く染める検知液で「削るべき部分」と「残せる部分」を見分け、必要最小限だけを丁寧に取り除きます。
精密に処置するための設備
- 防湿:唾液や水分から歯を守り、接着の質を高める
- 拡大ルーペ:高倍率で常に確認
- 検知液:削るべき場所を色で確認
削る範囲を最小限にできるかどうかは、設備と処置の精度で決まります。
当院の拡大ルーペ(サージテル社の高倍率ルーペ)について
当院では、サージテル(SurgiTel)社の高倍率ルーペとヘッドライトを使い、8〜10倍の拡大視野で確認しながら処置をしています。肉眼だけの治療は、暗いトンネルの中を手探りで進むようなものです。拡大して明るく照らすことで、削る量そのものを減らせます。
1. 「悪いところだけ」を狙って削れる
拡大すると、むし歯に侵された部分と健康な歯の境目がはっきり見えます。検知液で染め分けた部分を高倍率で確認しながら進めるので、「念のため大きめに」削る必要がありません。削る量が減るほど、神経との距離が保たれ、しみる・痛みが出るリスクも下げられます。
2. 肉眼では見えないものを見逃さない
歯の表面の細いひび割れ、詰め物の下に隠れたむし歯、取り残しやすい部分――拡大しなければ見落とすものがあります。お口の中は、歯や器具の影で暗くなりやすい場所です。ルーペと同じ向きから光を当てるヘッドライトを併用することで、影をつくらずに奥まで確認できます。原因を正確に見つけられれば、余計な処置をせずに済みます。「痛みの原因がはっきりしないまま治療が進む」という事態を避けられます。
3. 詰め物との境目の精度が上がる
一度治した歯が再びむし歯になる原因の多くは、詰め物と歯の境目にできたわずかな段差や隙間です(二次むし歯)。ダイレクトボンディングは樹脂を盛り足して形を作る処置なので、この境目をどこまで滑らかに仕上げられるかが、そのまま歯の寿命に直結します。拡大視野で確認しながら形を整えることで、汚れがたまりにくい状態をつくります。
「治す」ことと同じくらい、「治したところが長く保つ」ことを大切にしています。拡大して見ることは、そのための手段です。
治療の流れ
- 検査:虫歯の範囲・歯、神経やかみ合わせの状態を確認
- ご相談:選択肢(DB・セラミック・銀歯)の長所短所と費用をお伝え
- 施術:虫歯を最小限に取り除き、樹脂を盛り足して形を整える(多くは当日中)
- 仕上げ:かみ合わせと見た目を確認して仕上げる
- 定期メンテナンス:長く保つために、定期的にお口の状態を確認
費用の目安
なるべく削らない治療の費用
| 項目 | 費用 | 備考 |
|---|---|---|
| 保険のダイレクトボンディング(コンポジットレジン) | 3割負担で1本2,000〜3,000円程度 | 小さなむし歯、目立たない場所の修復 |
| 自費ダイレクトボンディング 前歯 | 1本 88,000〜110,000円(税込) | 前歯の審美的な修復。複数歯は1歯あたりの費用×本数 |
| 自費ダイレクトボンディング 小臼歯 | 1本 66,000〜88,000円(税込) | 笑った時に見える銀歯のやり直しなど |
| 自費ダイレクトボンディング 大臼歯 | 1本 88,000〜110,000円(税込) | 奥歯で長期耐久性を重視する修復 |
| セラミックインレー(参考) | 1本 88,000〜110,000円(税込) | ダイレクトボンディングでは対応しにくい場合の選択肢 |
| セラミッククラウン(参考) | 1本 110,000〜132,000円(税込) | 神経を取った歯・大きく欠けた歯の修復 |
※ 金額は目安(自費は税込)です。歯の場所・修復範囲・素材・神経保存の有無・精密治療の有無で変わります。
よくあるご質問
銀歯を白くやり替えたいのですが、できますか?
多くの場合、銀歯を外してダイレクトボンディングで白くやり替えられます。ただし、銀歯の下の状態(虫歯の有無・残っている歯の量)によっては、セラミックなど別の方法のほうが向くこともあります。検査のうえでご提案します。
どのくらいもちますか?
使い方やお手入れによって変わります。樹脂は時間とともにわずかに変色・摩耗することがありますが、部分的にやり直せるのが利点です。定期的なメンテナンスで長く保ちやすくなります。
保険ではできないのですか?
保険診療でも白い樹脂を使った治療(コンポジットレジン充填)はあります。ただし、保険の範囲では使える素材や処置時間に制約があります。サージテル社の高倍率ルーペを使った精密なダイレクトボンディングは、自費診療になります。
オールセラミックとどちらがいいですか?
部位と範囲によります。小〜中程度の範囲ならDB、大きな範囲や強い力がかかる場所ならセラミック、というのが一般的です。あなたの歯の状態を見てご提案します。
痛みはありますか?
虫歯の範囲によりますが、麻酔を使って処置します。範囲が小さければ麻酔なしで済むこともあります。
「銀歯を白くしたい」「これ以上削りたくない」方へ。ダイレクトボンディングのご相談を承っております。
