矯正の費用体系 ── 基本装置料・診察調整料・お支払い方法・医療費控除

「矯正って、結局いくらかかるんですか?」――相談でいちばん最初に聞かれる質問です。「症例によります」「検査のあとで見積もります」とだけ言われ、規模感もつかめないまま通い始めるのは、不安なものです。

だから当院は、矯正の費用の「仕組み」と「幅」を、なるべく最初に、なるべく具体的にお伝えします。正確なお見積りは検査・診断のあとにお出ししますが、その前に、何にいくらかかるのかを知っていただくことが安心の第一歩だと考えています。

目次

矯正の費用は「基本装置料」+「診察調整料」

当院の矯正の費用は、総額固定(トータルフィー)ではなく、次の3つで構成されています。

1. 矯正の検査・診断料(22,000円・税込)

口腔内3Dスキャン(iTero)・歯科用CT・セファロ・AI分析をおこない、その結果をもとに診断と治療計画をご説明します。検査と診断はセットで、無料の矯正相談はおこなっていません。診断を聞いたうえで治療を始めるかどうかを決めていただけます。

2. 基本装置料(装置と治療計画に対する費用)

インビザライン・ワイヤー・お子さんの1期治療など、選ぶ装置と治療範囲によって決まる費用です。治療計画どおりに進めるための追加アライナー(5回まで)はこの中に含まれます。

3. 診察調整料(5,500円・税込/来院1回)

来院のたびにお支払いいただく費用です。動的治療の期間(おおむね1〜2か月に1回)だけでなく、治療後の保定・経過観察の来院(おおよそ4か月に1回)でも毎回かかります。来院ごとの現金払いです。

基本装置料に含まれないもの

  • 保定装置(リテーナー):動的治療の終了後に別途。片顎38,500円・上下で77,000円(税込)
  • 矯正を始める前の保険診療:むし歯治療・歯石除去・歯ぐきの治療
  • 抜歯が必要な場合の抜歯費用
  • アライナーの再製作(破損・紛失時)、契約期間を超えた場合の延長費用

「装置代」だけ見て安く感じても、検査料・リテーナー代・調整料が別に積み重なって結局高くなる、ということは矯正ではよくあります。比べるときは「何が含まれ、何が別か」まで見比べてください。当院は上記のとおり、はじめにすべてお伝えします。

費用の目安(税込)

矯正歯科の費用(税込)

項目費用備考
矯正の検査・診断料22,000円(税込)CT・3Dスキャンを含む検査と診断のセット。無料の矯正相談はおこなっていません
お子さんの矯正 1期治療 前半(プレオルソ・T4K)132,000〜198,000円(税込)マウスピース型装置で口呼吸・舌のクセ・顎の成長にはたらきかけます
お子さんの矯正 1期治療 後半(インビザライン・ファースト/10代向けインビザライン605,000〜858,000円(税込)基本装置料。動的治療期間の目安は18~30か月
お子さんの矯正 2期治療858,000〜1,045,000円(税込)永久歯列期に改めて検査・お見積り。1期+2期のセット料金はありません
大人の矯正 インビザライン(全顎)1,045,000〜1,210,000円(税込)基本装置料
ワイヤー矯正(表側透明ブラケット装置)1,210,000〜1,430,000円(税込)基本装置料
ホワイトワイヤーに変更(ワイヤー矯正のオプション)55,000円(税込)/片顎白いワイヤーで装置をさらに目立ちにくく
歯科矯正用アンカースクリュー110,000〜220,000円(税込)歯を効率よく動かす補助装置(必要な症例のみ)
部分矯正(インビザラインGo・Lite)605,000〜858,000円(税込)対象範囲により変動
診察調整料5,500円(税込)/来院1回基本装置料とは別。動的期間・保定期間とも毎回の診察時にお支払い(現金のみ)
保定装置(リテーナー)38,500円(税込)/片顎(上下で77,000円(税込))動的治療の終了後に別途
アライナーの再製作(破損・紛失時)11,000円(税込)/片顎1枚紛失・破損時のみ
治療期間の延長220,000円(税込)/年使用時間や通院の指示が守られず、契約期間を超えた場合
後戻り時の再検査66,000円(税込)4か月ごとの経過観察を続けている方は、2期治療開始時の検査が11,000円

※ 基本装置料には、矯正開始前の保険診療(むし歯治療・歯石除去・歯ぐきの治療)や抜歯は含まれません。金額は目安で、歯並びの状態・装置・治療範囲によって変わります。

同じインビザラインでも医院によって費用が違うのは、主に必要なマウスピースの枚数(症例の複雑さ)と、費用に含まれるサービスの範囲が違うからです。当院の金額は目安で、歯並びの状態・装置・治療範囲によって変わります。

お支払い方法

現金・クレジットカード・デンタルローンがご利用いただけます。基本装置料は、院内での無金利分割(2回まで)にも対応しています。デンタルローンは月々のお支払い額を一定にできますので、回数についてはご相談ください。

金額をお伝えしたその場で決めていただく必要はありません。ご家族と相談してから、後日改めてご返答いただいて結構です。

医療費控除について

歯並びや噛み合わせの改善を目的とした矯正は、医療費控除の対象です。お子さんの矯正は成長を妨げないための治療として、大人の方も噛み合わせの機能改善が目的であれば対象になります。年間の医療費が10万円を超えれば、確定申告で所得税の還付と住民税の軽減が受けられます。

  • 対象になるもの:検査・診断料、基本装置料、診察調整料、保定装置、通院のための交通費(公共交通機関)
  • 領収書は再発行できませんので、まとめて保管してください
  • デンタルローンでお支払いの場合も、ローン契約が成立した年の医療費として申告できます

「分からないから相談しない」が、いちばんもったいない

矯正の費用は、確かに小さい金額ではありません。でも、「いくらかかるか分からないから相談すらしない」のは、いちばんもったいない選択です。

初診では、お口の状態を拝見したうえで「あなたの症例はこういう範囲に入りそう」「装置の選択肢はこれ」「費用の幅はこれくらい」までお伝えできます。そのうえで検査・診断に進むかどうかを、ご自身で決めていただけます。

「大まかな費用の見通しを知ったうえで決めたい方へ。初診でご相談いただけます。」

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