
こんにちは。千葉県印旛郡酒々井町「京成酒々井駅」より徒歩4分、「JR酒々井駅」西口より徒歩10分にある歯医者「あい歯科 矯正・こども歯科」です。
失われた歯を補うための入れ歯には、保険治療と自費治療があります。どちらを選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
保険治療の入れ歯に比べると自費治療の入れ歯は高額になりますが、審美性や快適性など多くのメリットがあります。
ここでは、入れ歯を自費で入れるメリットやデメリット、入れ歯の種類や費用について詳しく解説します。
入れ歯には保険治療と自費治療がある

入れ歯には保険治療と自費治療の2種類があるため、治療の際には患者さまが自分で選ぶ必要があります。ここでは、保険治療と自費治療の入れ歯の特徴を解説します。
保険治療の入れ歯とは
保険治療の入れ歯は、保険が適用される素材で作られており、患者さまの経済的な負担を軽減できます。総入れ歯の場合はレジンという歯科用プラスチックのみ、部分入れ歯の場合は床や人工歯はレジン、留め具は金属で作られます。
歯科用プラスチックは強度が高くないので、耐久性を確保するためには厚く作る必要があります。そのため、装着時に違和感を覚える方もいるでしょう。
保険治療では使用できる素材や制作方法が限られているため、審美性や耐久性などを求めることはできません。
自費治療の入れ歯とは
自費治療の入れ歯は、保険が適用されないので患者さまが全額自己負担をする入れ歯です。経済的な負担は増加しますが、保険の入れ歯のように素材などに制限がないため、審美性や耐久性などを追及することができます。
人工歯や土台を本物の歯茎・歯のような見た目にすることができ、患者さまの希望に沿った色調や素材で製作できます。
入れ歯を自費で入れるメリットとデメリット

入れ歯を自費で入れることには、メリットとデメリットの両面が存在します。メリットとデメリットを知り、どのような入れ歯を選ぶか検討しましょう。
メリット
自費治療の入れ歯を選ぶメリットは、以下のとおりです。
装着時の違和感を軽減できる
保険治療の入れ歯では床を厚く作る必要があるため、装着時に違和感を覚えやすいです。密着力も低いため、食事や会話の際にズレたり外れたりすることもあります。
一方で、自費治療の入れ歯は薄く作ることができるため、装着時の違和感を軽減できます。毎日装着するものなので、装着時の違和感を減らしたい方には自費治療の入れ歯が選ばれています。
食事でのストレスが少ない
上述したように、保険治療の入れ歯は食事の際にずれたり外れたりすることがあります。そのため、ストレスを感じる方が少なくありません。種類によりますが、自費治療の入れ歯は食事におけるストレスが少ないといえます。
また、保険の入れ歯ではプラスチック素材を使用するため、食べ物の温度を感じにくくなります。飲食物の温度が分からなくなることから、美味しく食べられなくなったと感じる方もいらっしゃいます。
一方で、自費治療では熱が伝わりやすい金属素材を選ぶことができます。金属は強度が高く薄く作ることもできるので、食事の際の違和感も抑えられるでしょう。
話しやすい
保険治療の入れ歯に比べると、自費治療の入れ歯は口に馴染みやすいので会話しやすいというメリットがあります。保険治療の入れ歯は厚みがあるので、舌の動きが制限されます。発音には舌の動きが深く関係しているため、話しにくさを感じる方が多いです。
一方で、自費治療の入れ歯は薄く作れます。舌が動かしやすく、違和感なく発音できるのです。
審美性に優れている
自費治療の入れ歯は、審美性を追求できることが大きなメリットです。保険治療の入れ歯は形や色を細かく調整できませんが、自費治療では周囲の歯に合わせて形や色を調整できるため、天然歯のような仕上がりを実現できます。
床の色も歯茎に近い色を選択できるため、入れ歯を着用していることに気づかれない審美性に仕上げられます。また、保険の入れ歯のように、入れ歯を固定するための金属の金具は見えません。
耐久性が高い
自費治療の入れ歯は、保険治療の入れ歯よりも耐久性が高いというメリットがあります。保険の入れ歯は歯科用のプラスチックで作成するため、経年による変形や変色、破損が起こりやすいです。
一方で、自費治療ではさまざまな素材から選択することができます。ほとんどの素材が耐久性に優れているため、自費治療の入れ歯よりも長期的に使用することが可能です。
デメリット
自費治療の入れ歯にはメリットばかりではなく、以下のようなデメリットもあります。
費用が高くなる
自費治療で入れ歯を作成する場合、患者さまが治療費を全額負担することになります。そのため、保険治療の入れ歯に比べると費用は高額です。
自費の入れ歯は、機能性や審美性をより高めるために選ばれます。保険は、口腔内の機能を補うための必要最低限の治療にしか適用されないので、自費の入れ歯は高くなりやすいです。
自費治療の入れ歯の費用相場は、15万円~100万円ほどです。素材や歯科医院ごとに費用が異なります。
完成までの期間が長い
自費治療の入れ歯は手間をかけて丁寧に作成されるため、完成するまでの期間が長いです。少しずつ調整しながら、見た目や機能性の高い入れ歯を作成します。
患者さまにあう入れ歯を作成するためには必要な工程ですが、すぐに入れ歯で歯を補いたいと考える方にとっては、デメリットになるでしょう。
自費治療の入れ歯の種類と費用

自費治療の入れ歯には複数の種類があり、種類ごとに特徴や費用が異なります。詳しく解説するので、自分の希望や条件に合った入れ歯を検討しましょう。
マグネット義歯
マグネット義歯は、土台となる残存歯に磁性金属を取り付け、義歯にも磁石を埋め込み、磁力で固定する入れ歯です。従来の入れ歯のようなバネがないため、自然な見た目を再現できます。
また、口腔内でガタつくことがほとんどなく、食事中に外れるようなこともありません。
費用の相場は、10~60万円程度です。
金属床義歯
床部分に金属を使用した入れ歯です。歯科用プラスチックよりも強度が高いため、薄く作ることができます。また、熱伝導率に優れているため食べ物の温度を感じやすく、食事の満足度を高められます。
着用した際の違和感も少なく、密着度が高いことから選ばれることが多い入れ歯です。金属アレルギーがある場合は、チタンなどアレルギーが起こりにくい金属を選べる歯科医院もあります。
費用は、30~80万円程度が相場です。
シリコン義歯
粘膜と接触する部分がシリコン素材で覆われている入れ歯です。シリコンは柔軟性と弾力性に優れているため、クッションのような役割を果たし歯茎にかかる圧力を軽減します。
装着時の痛みや違和感を軽減できますが、経年劣化が起こりやすいので注意が必要です。
費用相場は、10~60万円です。
ノンクラスプデンチャー
金属のバネを使用せず、歯茎に近い色の特殊な樹脂を使用して固定する入れ歯です。見た目の仕上がりが自然になり、金極アレルギーの心配もありません。
ただし、耐久性は他の入れ歯に比べると劣ります。
費用は、10~30万円が相場です。
コーヌスクローネ義歯
内冠と外冠の二重の冠で固定する方法です。残存歯に被せた内冠と、義歯本体に組み込んだ外冠で固定します。内冠と外冠がしっかり重なるため、入れ歯がズレることや外れることがなく、高い安定感が特徴です。
ただし、長期的に使用すると摩耗が起こり、再作成が必要になることがあります。
費用の相場は、50~200万円程度です。
自費治療の入れ歯は医療費控除の対象となる?

医療費控除は、1年間(1/1〜12/31)に支払った医療費が一定額を超えた場合に受けられる、税金の還付制度です。入れ歯の費用自体を安くできるわけではありませんが、経済的な負担を軽減することが可能です。
自費治療の入れ歯も、医療費控除の対象です。自費治療であったとしても、入れ歯は失われた歯を補うための治療だと考えられるからです。
医療費控除を受けるためには、確定申告が必要です。確定申告における不明点に関しては、お住いの税務署へお問い合わせください。
まとめ

入れ歯は歯の機能を補うために必要な治療ですが、保険治療と自費治療では審美性や耐久性などさまざまな点で違いがあります。自費治療の入れ歯には複数の種類があるので、まずは歯科医師に相談してみると良いでしょう。
自費の入れ歯を検討されている方は、千葉県印旛郡酒々井町「京成酒々井駅」より徒歩4分、「JR酒々井駅」西口より徒歩10分にある歯医者「あい歯科 矯正・こども歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、患者さまの「悩み」「想い」をしっかり聞いて、質の高い治療を提供しています。一般歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科、予防歯科、審美歯科、インプラントなどさまざまな診療を行っています。