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歯の検査をする子ども

こんにちは。千葉県印旛郡酒々井町「京成酒々井駅」より徒歩4分、「JR酒々井駅」西口より徒歩10分にある歯医者「あい歯科 矯正・こども歯科」です。

きれいな歯並びは、見た目の美しさだけでなく、子どもの自信や将来の健康にも影響を与える重要な要素です。子どもの内から歯並びを整える手段として有効なのが小児矯正です。小児矯正は大人の矯正とは異なり、いくつもの種類があります。

小児矯正ではどのような装置を使用するのか気になる方も多いでしょう。

今回は、小児矯正で使用する装置の種類について詳しく解説します。小児矯正のメリットとデメリットについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

小児矯正で使用する装置の種類

小児矯正で使用する装置には、大きく分けて可撤式矯正装置、固定式矯正装置、顎外固定装置の3種類があります。それぞれどのような特徴を持った装置なのか、確認しましょう。

可撤式矯正装置

可撤式矯正装置は、子ども自身で装着や取り外しができる矯正器具です。食事や歯磨きの際に装置を外すことができ、日常生活への影響が少ないのが特徴です。

可撤式矯正装置の主な種類は、以下のとおりです。

拡大床

拡大床は、レジン製のプレートとワイヤー、ネジで構成され、顎の幅を広げる働きがあります。歯が並ぶスペースが足りず、重なり合って生えている場合に特に効果的です。

拡大床によって、永久歯の抜歯を回避できる可能性が高まります。

バイオネーター

バイオネーターは、下顎の成長が上顎に比べて十分でない場合に効果的です。ワイヤーとプラスチック床でできた装置を使い、筋肉の動きを利用して下顎を前方に誘導します。

主に就寝中に装着するため、日中の学校生活への影響が少ないのが特徴です。

インビザライン・ファースト

インビザライン・ファーストは、透明なマウスピースを使用して歯並びを整える治療です。装着していてもほとんど目立たず、外見を気にする年齢の子どもでも受けられるでしょう。

主に軽度から中等度の歯列不正の改善に用いられます。顎の拡大と歯の位置調整を同時に行えることが大きな特徴です。

固定式矯正装置

固定式矯正装置は、取り外すことができない治療器具です。主な種類は、以下のとおりです。

クワドヘリックス

クワドヘリックスは、上顎の歯列弓拡大を目的とした固定式装置です。可撤式の拡大床と異なり、装着時間を管理する必要がない点が特徴です。食べかすが装置に詰まりやすいため、歯磨きの際は保護者による仕上げ磨きが必要です。

急速拡大装置

急速拡大装置は、短期間で上顎の幅を広げる装置です。上顎の中央には正中口蓋縫合と呼ばれる骨の合わせ目があり、急速拡大装置はこの合わせ目を広げる働きがあります。数週間~半年程度と、短期間で治療を完了できるのが特徴です。

顎外固定装置

顎外固定装置は、口の中ではなく頭部や首などに取り付ける固定装置のことです。強い力を加える必要がある場合に使用されます。

例えば、ヘッドギアは上顎の成長によって出っ歯になっている場合に使用されます。上顎前方牽引装置は、受け口になっている場合に、上顎骨の前方成長を促進するために使用されます。チンキャップには、下顎の過成長による反対咬合を抑制する効果があります。

これらの装置は大きく目立ちますが、自宅で使用するものなので学校に装着していくことはありません。就寝時を中心に、1日14時間ほど装着します。

小児矯正のメリット

小児矯正のメリットを確認しましょう。

子供の悪習癖を改善できる

小児矯正では、子どもの悪習癖の改善を重視します。例えば、指しゃぶり、頬杖、舌を前に出す癖などです。

口の周りの筋肉や舌の正しい使い方を学ぶことで、その後の矯正治療が成功しやすくなります。また、歯並びの問題にとどまらず、顎の骨や噛み合わせの正常な発育を促す効果もあります。これにより、将来の矯正治療が不要になったり、治療の負担を抑えられたりします。

口呼吸の改善

口呼吸は悪習癖のひとつと考えられており、噛み合わせだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。例えば、口が常に開いていることで、口の中の乾燥による虫歯リスクや、風邪やアレルギーのリスク増加につながります。

小児矯正で口まわりの筋肉や舌のトレーニングを行うことで、口呼吸を改善できます。鼻呼吸を促すことで、顔の筋肉のバランスが整い、正常な顎の発達を促せるのです。

顎の骨の成長促進

大人になると骨格が完成するので、顎の骨格的な問題を改善するのは困難です。成長期の子どもであれば、矯正装置を使用して顎の骨の成長を促すことができます。

成長期に小児矯正を行うことで、上顎と下顎の位置やバランスが整い、出っ歯や受け口になるリスクを減らせます。小児矯正ならではのメリットで、大人になってからの矯正治療では得られない効果です。

歯を抜かずに治療できる

一般的な矯正治療では、歯を並べるスペースが足りない場合に抜歯によってスペースを確保することが多いです。小児矯正では、顎の成長を利用して永久歯のスペースを確保でき、健康な歯を抜かずに治療できる可能性が高まります。

矯正装置を用いてあごの幅を広げたり、奥歯の位置を後ろに下げてスペースをつくることも可能です。抜歯は子どもにとって負担になるので、小児矯正によって抜歯のリスクを減らせることは大きなメリットといえます。

虫歯や歯周病のリスクを軽減

歯並びが良くなることで、歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。歯列に凸凹があると、歯ブラシの毛先が届きにくい場所ができ、プラークが残りやすくなります。

小児矯正によって歯並びが整うと、歯と歯の間の隙間が適切になり、歯ブラシや歯間ブラシ、フロスなどの清掃器具が効果的に使えるようになります。歯磨きがしやすくなることで磨き残しが減り、虫歯や歯肉炎などの予防につながります。

小児矯正のデメリット

小児矯正のデメリットを確認しましょう。

一時的な外見への影響

小児矯正を始めると、矯正装置の種類によっては外見に影響を与えます。特に、矯正装置が口の中に固定されるタイプの場合、器具が目立って気になることがあります。

友人からの視線が気になる年齢の子どもが対象なので、矯正装置が原因で学校生活が苦痛になる可能性もあります。そのような場合は、外見に影響しない矯正装置を選択するなどの配慮が必要になるでしょう。

子どものモチベーション維持が必要

取り外し可能なタイプの矯正装置を使用する場合、装置を適切に装着することが重要になります。保護者の判断で矯正治療を開始することが多いので、子ども自身は必ずしも意欲的ではないケースは多々あります。

子どもが装置の装着を嫌がったり、指示された時間を守らなかったりすると、治療の効果が十分に得られません。治療期間が長引いたり、期待した成果が出なかったりします。

そのため、周囲の大人が子どものモチベーション維持の工夫をする必要があります。

矯正装置による虫歯のリスク

使用する矯正装置によっては清掃が難しく、虫歯や歯肉炎などのリスクが高まることがあります。固定式の矯正装置は複雑な形状をしており、通常の歯磨きでは届きにくい場所もあります。子どもは細かな部分まで丁寧に磨けないことが多く、虫歯のリスクが高まります。

歯科医院での定期的なクリーニングで虫歯・歯周病予防を徹底しなければなりません。また、毎日の歯磨きを保護者がチェックするなど、子どもの虫歯を防ぐ必要があります。

2期治療が必要になる

小児矯正では、1期治療だけでは歯並びの問題を解決できないことが多く、永久歯が生え揃った後に2期治療が必要になるケースがあります。1期治療は、主に顎の骨格的な問題や大きな歯並びの乱れを改善することが目的で、細かい歯並びの調整まではできません。

2期治療が必要になれば、治療期間が長くなり経済的な負担も大きくなります。小児矯正を始める際には、担当の歯科医師によく相談しておきましょう。

保護者の積極的な協力が不可欠

小児矯正は、保護者のサポートなしではよい結果を得ることができません。例えば、取り外し可能な矯正装置の場合、装着時間の管理や装置の紛失・破損防止などへの配慮が必要です。食事の際には取り外し、適切に保管する習慣づけをすることも必要です。

また、歯科医院への通院のために、保護者が送迎をしたり、予約状況を把握したりする必要もあるでしょう。保護者の方も協力して治療を進めることが、小児矯正の成功には欠かせません。

まとめ

小児矯正は、成人の矯正治療とは少し異なります。現在の歯並びを整えるというよりも、将来、永久歯に生え変わったときに困らないように、顎の適切な発達をサポートするものが多いです。

小児矯正を行うことで、成長してからの本格的な矯正治療がいらなくなったり、簡単な治療だけで終わらせられるようになったりします。また、歯並びを調えること以外にも、指しゃぶりや口呼吸などのよくない習慣を改善するなどのメリットもあります。

歯科医院によって扱う矯正装置の種類が異なるので、治療の前にホームページで調べたり、相談したりするとよいでしょう。

子どもの歯並びの矯正を検討されている方は、千葉県印旛郡酒々井町「京成酒々井駅」より徒歩4分、「JR酒々井駅」西口より徒歩10分にある歯医者「あい歯科 矯正・こども歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、患者さまの「悩み」「想い」をしっかり聞いて、質の高い治療を提供しています。一般歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科、予防歯科、審美歯科、インプラントなどさまざまな診療を行っています。

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