過蓋咬合(深い噛み合わせ)

歯の模型を見せながら、お母さんとお子さんに説明する矯正専門医 菅崎弘幸

矯正歯科 / お悩み別

Deep bite

過蓋咬合深い噛み合わせ(かがいこうごう)

下の前歯が見えないほど、深く噛んでいる。痛みがないうちに、一度確かめておきませんか。

困っている実感がなくても、
負担は少しずつたまります

歯医者で「過蓋咬合」と言われたけれど、自分では困っていない。そういう方がとても多い噛み合わせです。
上の前歯が下の前歯を深く覆う噛み合わせは、気づきにくいまま、歯ぐきやあごの関節に負担をためていきます。指摘された今のうちに、一度きちんと確かめておくと安心です。

ワイヤー矯正による過蓋咬合の治療 治療前 口の中5方向治療前 ワイヤー矯正による過蓋咬合の治療 治療後 口の中5方向治療後
過蓋咬合(噛み合わせが深い)/10代女性 ワイヤー矯正/治療期間 16か月(通院20回)/費用 660,000円(税込・治療当時の金額)
主なリスク:歯とあごのバランスによって歯を抜くことがある、まれに歯根吸収(歯の根が短くなる)、装置を付けた後の痛み、口内炎、歯ぐきが下がることがある、歯と歯ぐきの間に三角形のすき間ができることがある、後戻り(保定装置が必要)
Case

上の前歯の裏に当たって痛かった
深い噛み合わせを、ワイヤー矯正で

下の前歯のガタガタもあり、噛むと上の前歯の裏の歯ぐきに当たって痛く、噛みづらい状態でした。奥歯の高さを上げ、前歯を歯ぐきの方へ押し込む計画を立てました。マウスピースでは奥歯を高くしにくい状態だったため、ワイヤー矯正を選んでいます。

お口の中を5方向から写した写真です。

矯正専門医 菅崎 弘幸

「どの歯の高さを変えれば浅くなるかを、検査で確かめます」矯正専門医 菅崎 弘幸

What is it

過蓋咬合とは、上の前歯が下の前歯を深く覆う状態

上の前歯が下の前歯を深く覆っている噛み合わせ(過蓋咬合)のイラスト

上の前歯が下の前歯に深くかぶさる噛み合わせを、過蓋咬合(かがいこうごう)といいます。正常なかぶさりは、下の前歯の4分の1〜3分の1ほどです。

こんな様子はありませんか?

  • 噛んだとき、下の前歯がほとんど見えない
  • 上の前歯の裏の歯ぐきに、下の前歯が当たって痛い
  • かぶせ物・ブリッジ・入れ歯が壊れやすい
  • あごが疲れやすい、口を大きく開けにくいことがある
患者さんの治療をする矯正専門医 菅崎弘幸

過蓋咬合は、骨格など生まれつきの原因のほか、口呼吸・指しゃぶり・舌のくせ、奥歯を早く失ったことなどが関わります。深く噛むくせは、静かに次のようなことを起こします。

  1. 歯ぐきを傷つける下の前歯が上の前歯の裏の歯ぐきに当たり続け、傷や炎症、まわりの骨が減る原因になることがあります。
  2. あごの関節に負担がかかる下あごが後ろに押さえ込まれ、あごの関節に負担がかかることがあります(顎関節症の原因のひとつと考えられています)。
  3. 歯やかぶせ物がすり減る・壊れる前歯どうしが強く当たり、すり減ったり、かぶせ物が欠けたりしやすくなります。

反対に、奥歯は噛んでいるのに前歯にすき間がある方は、開咬(かいこう)のページをご覧ください。

How to treat

奥歯の高さと前歯の高さを整えて、かぶさりを浅くする

レントゲン写真を見せながら、お母さんとお子さんに説明する矯正専門医 菅崎弘幸

過蓋咬合の治療では、次の2つを組み合わせて、上下の前歯のかぶさりを浅くします。

  1. 前歯を歯ぐきの方へ押し込む(圧下)深くかぶさっている前歯を、少しずつ歯ぐきの方へ動かします。マウスピース矯正でも行える動きです。
  2. 奥歯の高さを上げる奥歯を少し伸ばすように動かし、噛み合わせの高さをつくります。この動きはワイヤー矯正の方が向いている場合があります。

どちらの動きがどれだけ必要かは、横顔のレントゲン(セファロ)とお口の3Dスキャンで確かめてから決めます。

矯正の検査・診断料 22,000円(税込)。検査と診断はセットです。無料の矯正相談はおこなっていません。

大人の過蓋咬合は、歯ぐきやあごの関節に負担がたまる前に気づくほど、選べる方法が多くなります。痛みが出てからでは選択肢が狭まることもあります。

治し方の選択肢

治し方向いている過蓋咬合気をつけること費用の目安
マウスピース矯正インビザライン前歯を押し込む動きが中心の過蓋咬合1日20〜22時間の装着が必要です1,045,000〜
1,210,000円(税込)
ワイヤー矯正表側・透明ブラケット奥歯の高さから大きく変える必要がある過蓋咬合歯みがきがしにくく、むし歯に注意が必要です1,210,000〜
1,430,000円(税込)
お子さんの装置(1期)マウスピース型の装置など口呼吸や舌のくせ、下あごの成長が関わる、成長期の過蓋咬合毎日の使用が必要です。成長によっては2期治療が必要になります前半 132,000〜
198,000円(税込)、
後半 605,000〜
858,000円(税込)

金額は基本装置料の目安です。骨格のずれが大きい場合は、外科的な治療をご提案することもあります。長所と短所を並べてご説明し、決めるのはいつもご本人です。

Doctors

院長と矯正専門医が、症例に応じて分担します

院長 遠山 大輔

院長遠山 大輔

東北大学歯学部卒。インビザライン プラチナエリート。マウスピース矯正を中心に、むし歯・歯周病の治療から矯正後のメンテナンスまで、同じ医院で続けて診ます。

院長プロフィール
矯正専門医 菅崎 弘幸

矯正専門医菅崎 弘幸かんざき ひろゆき

東北大学歯学部卒。歯学博士。鶴見大学歯学部歯科矯正学 前准教授。大学の矯正科で長年、多くの症例を診てきました。ワイヤー矯正や、骨格の要因が大きい症例を担当します。お子さんの骨格の成長に合わせて、始めるのに適した時期を見極めることを大切にしています。

スタッフ紹介
Price

過蓋咬合の矯正にかかる費用の目安

項目費用備考
矯正の検査・診断料22,000円(税込)CT・3Dスキャンを含む検査と診断のセット
お子さんの矯正 1期 前半132,000〜198,000円(税込)プレオルソ・T4K
お子さんの矯正 1期 後半605,000〜858,000円(税込)インビザライン・ファースト/10代向けインビザライン
大人の矯正 インビザライン(全体)1,045,000〜1,210,000円(税込)基本装置料
ワイヤー矯正(表側・透明ブラケット)1,210,000〜1,430,000円(税込)基本装置料
診察調整料5,500円(税込)/来院1回基本装置料とは別。毎回の診察時にお支払い
保定装置(リテーナー)38,500円(税込)/片あご動かす治療が終わった後に別途

金額は目安です。歯並びの状態・装置・治療期間によって変わります。

矯正の費用のしくみ・お支払い方法

Q&A

過蓋咬合について、よくあるご質問

痛みがなくても、治したほうがいいですか?

痛みがなくても、歯ぐきの傷やあごの関節への負担が、少しずつたまっていくことがあります。痛みが出てからでは選択肢が狭まることもあるため、指摘されたら一度検査で確かめておくと安心です。治すかどうかは、検査の結果を見てご本人が決めます。

マウスピース矯正で治せますか?

前歯を押し込む動きが中心の過蓋咬合は、マウスピース矯正で治せることがあります。奥歯の高さを大きく変える必要がある場合は、ワイヤー矯正をおすすめすることもあります。

大人になってからでも治せますか?

年齢で諦める必要はありません。歯ぐきや骨の状態を確認したうえで、無理のない範囲で最善の方法を一緒に決めます。歯が動く範囲には個人差があります。

あごが痛いのは、過蓋咬合のせいですか?

あごの痛みには、噛み合わせのほか、歯ぎしり・くいしばり・姿勢などいろいろな原因があります。過蓋咬合が関わっているかどうかも含めて、検査でお伝えします。

子どもの過蓋咬合は、何歳ごろに相談すればいいですか?

前歯が生えかわる小学校低学年ごろは、あごの成長を利用できる時期です。今すぐ始めたほうがいいか、もう少し待ったほうがいいかも含めてお伝えします。

初診カウンセリング

「先生にお任せします」ではなく、
「先生と一緒に決めました」と言って帰っていただくために。

初回は治療をせず、あなたのお話を伺い、
検査の結果を一緒に見ながらご説明します。

  • 完全予約制・初回は検査とご説明(治療は2回目以降)
  • 所要時間は約45〜60分
  • 費用は3割負担で3,000〜5,000円程度
モニターを見せながら説明する歯科衛生士
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