
1期でつくった土台に、
一本ずつ並べて仕上げる
2期治療は、すべての乳歯が永久歯に抜けかわった11〜13歳ごろから始める矯正です。1期治療であごを広げ、歯が並ぶ土台をつくってあれば、2期では一本一本の歯の位置と、上下の噛み合わせを整える「仕上げ」に進みます。
1期治療を受けていない中学生・高校生の方も、ここから始められます。そのぶん、歯を抜くかどうかや期間の見通しを、検査でていねいに確かめます。

治療前治療後主なリスク:1日20時間以上の装着が守れない場合の期間の延長、一時的な痛み・違和感・発音のしにくさ、むし歯・歯肉炎リスクの上昇、生えかわり方によって計画を変えることがある、まれに歯根吸収、後戻り(保定装置が必要)
1期から2期まで、
歯を抜かずに
小学生のうちに子どものマウスピース矯正(インビザライン・ファースト)で土台を整え、永久歯がそろってから、大人と同じインビザラインで仕上げました。1期と2期を同じ医院で続けて診ています。
「1期のあとも経過を見て、2期を始める時期を一緒に決めます」担当:院長 遠山 大輔
1期治療と2期治療は、
役割の違う治療です
お子さんの矯正は、歯の生えかわりに合わせて時期を分けています。1期と2期は、どちらが優れているというものではなく、それぞれ別の役割を持っています。
| 項目 | 1期治療 | 2期治療 |
|---|---|---|
| 時期 | 6〜10歳ごろ乳歯と永久歯がまざっている時期 | 11〜13歳ごろ〜永久歯がそろってから(中学生以降) |
| 目的 | あごの大きさや形を整え、歯が並ぶすき間をつくる。歯並びを悪くするくせを直す | 一本一本の歯をきれいに並べ、噛み合わせを整える |
| 主な装置 | 拡大装置・プレオルソ・インビザライン・ファーストなど | マウスピース型矯正装置(インビザライン)・ワイヤー矯正 |
| たとえると | 歯が並ぶ「土台づくり」 | 歯並びと噛み合わせの「仕上げ」 |
1期治療だけで終わるお子さんもいます。2期が必要かどうかは、永久歯の生えそろい方を見て、改めて検査でお伝えします。0期・1期治療については子どもの矯正(0期・1期治療)をご覧ください。
こんな歯並びの方に

歯がガタガタ・重なっている
永久歯が並びきらず、重なったり八重歯になったりしている状態です。みがき残しが増えやすくなります。

上の前歯が出ている
いわゆる出っ歯の状態です。唇が閉じにくい、前歯をぶつけやすいといったことがあります。

受け口
下の前歯が上の前歯より前に出ている状態です。骨格の影響が大きいかどうかを検査で確かめます。

前歯がすき間だらけ
永久歯がそろっても、すき間が残っている状態です。舌のくせが関わっていることもあります。

中学生・高校生になると、見た目を気にして矯正を考え始めるお子さんも増えます。ご本人が「治したい」と思って始める矯正は、装置の使い方や歯みがきも続けやすくなります。親御さんだけでなく、お子さんご本人のお話も伺いながら進めます。
目立ちにくい装置から、
選んでいただけます
思春期は、小学生のころよりも装置の見た目が気になる年ごろです。当院では、目立ちにくいマウスピース型の装置と、目立ちにくくしたワイヤーの装置をご用意しています。それぞれの良いところ・気をつけることをご説明して、ご本人と親御さんで選んでいただきます。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)
透明なマウスピースを、少しずつ形の違うものに取り替えながら歯を動かします。周りから気づかれにくく、食事と歯みがきのときは外せます。吹奏楽の管楽器や、ぶつかり合うスポーツをしているお子さんにも向いています。
食事と歯みがきのとき以外、1日20時間以上つけることが大切です。つける時間が短いと、計画どおりに歯が動かず、期間が延びることがあります。

ワイヤー矯正(表側)
歯の表面に小さな装置(ブラケット)を付け、ワイヤーの力で歯を動かします。歯を大きく動かす必要がある歯並びや、歯を抜いて並べる場合にも対応できます。
ブラケットは透明なものを使います。ワイヤーを白くした「ホワイトワイヤー」を選ぶと、さらに目立ちにくくなります(別途費用)。
歯を抜くかどうかは、
ご家族と一緒に決めます

1期治療であごを広げてあるお子さんは、歯を抜かずに2期治療を進められることが多くあります。一方で、1期治療であごが十分に広がらなかった場合や、2期治療から始める場合は、歯を抜く必要が出てくることもあります。
抜く場合と抜かない場合、それぞれの良いところ・気をつけることを、検査の結果をお見せしながらご説明します。そのうえで、親御さんとお子さんでよく相談して決めていただきます。抜くことを無理にすすめることはありません。
部活や受験と、
両立できるように

2期治療の時期は、部活や受験と重なりやすい時期です。治療を始める前に、受験の時期や大事な大会の予定を伺い、通院の間隔や装置を一緒に考えます。
マウスピース型の装置は、通院の間隔をあけやすく、試合や演奏のときに外せます。ワイヤー矯正は、つけ外しの手間がなく、つけ忘れの心配がありません。お子さんの生活に合うほうを選んでいただけます。
並んだ歯並びを、
保つために

装置を外した直後の歯は、まだまわりの骨が落ち着いておらず、元の位置に戻ろうとします(後戻り)。そのため、歯を動かす治療が終わったあとは、歯並びを落ち着かせる「保定装置(リテーナー)」を使っていただきます。
当院の保定装置は取り外し式で、ご自分で洗えます。使う期間の目安や、定期的に確かめる間隔は、治療の終わりにお伝えします。矯正が終わったあとも、むし歯や歯ぐきのチェックと一緒に、同じ医院で歯並びを見守ります。
2期治療・中高生の矯正の治療例
費用は税込です。

治療前治療後主なリスク:一時的な痛み・違和感・粘膜への当たり、むし歯・歯肉炎リスクの上昇、まれに歯根吸収・歯肉退縮、骨格の要因が大きい場合は外科的な治療を含む計画に変更することがある、後戻り(保定装置が必要)

治療前治療後主なリスク:一時的な痛み・違和感・粘膜への当たり、むし歯・歯肉炎リスクの上昇、まれに歯根吸収・歯肉退縮、骨格の要因が大きい場合は抜歯を含む計画に変更することがある、後戻り(保定装置が必要)
治療前
▶
治療後

治療前治療後5方向の写真を見る
治療前
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治療後
主なリスク:1日20時間以上の装着が守れないと計画どおりに歯が動かず期間が延びる、みがき残しによるむし歯・歯周病、まれに歯根吸収(歯の根が短くなる)、装置を付けた後の痛み、歯ぐきが下がることがある、後戻り(保定装置が必要)
院長と矯正担当医が、症例に応じて分担します
院長遠山 大輔
東北大学歯学部卒。インビザライン プラチナエリート(300症例以上・症例数 全国上位5%)。日本小児矯正研究会・日本接着歯学会 会員。子どものマウスピース矯正(インビザライン・ファースト)と、歯をなるべく削らないダイレクトボンディングが得意で、生まれつき小さい歯や歯がないところを整えながらのマウスピース矯正も担当します。ダイレクトボンディングは、田代浩史 臨床教授(東京科学大学・徳島大学)が主宰し、田上順次 名誉教授(東京科学大学)も講師を務める「DRC浜松」のアドバンスコースを修了しています。
院長プロフィール
矯正治療を担当菅崎 弘幸かんざき ひろゆき
東北大学歯学部卒。歯学博士。鶴見大学歯学部歯科矯正学 前准教授。大学の矯正科で長年、多くの症例を診てきました。ワイヤー矯正や、骨格の要因が大きい症例を担当します。お子さんの骨格の成長に合わせて、始めるのに適した時期を見極めることを大切にしています。
スタッフ紹介2期治療にかかる費用の目安
| 項目 | 費用 | 備考 |
|---|---|---|
| 矯正の検査・診断料 | 22,000円(税込) | CT・横顔のレントゲン・お口の中と顔の写真・3Dスキャン(iTero)。検査と診断はセット |
| お子さんの矯正 2期 | 858,000〜1,045,000円(税込) | マウスピース型矯正装置(インビザライン)またはワイヤー矯正。永久歯がそろってから、改めて検査・お見積り |
| ホワイトワイヤーに変更 | 55,000円(税込)/片あご | ワイヤー矯正のオプション。白いワイヤーで目立ちにくく |
| 歯科矯正用アンカースクリュー | 110,000〜220,000円(税込) | 必要な症例のみ |
| 診察調整料 | 5,500円(税込)/来院1回 | 基本装置料とは別。毎回の診察時にお支払い |
| 保定装置(リテーナー) | 38,500円(税込)/片あご | 動かす治療が終わった後に別途 |
金額は目安です。歯並びの状態・装置・治療期間によって変わります。矯正治療は保険がきかない自由診療です。1期と2期のセット料金はありません。期間の目安は1〜2年ほどです。
- ワイヤー矯正の主なリスク・副作用
- 歯とあごのバランスによっては、歯を抜くことがあります。装置を付けた後に痛むことがあります(歯が動くときの正常な反応です)。頬の粘膜・唇・舌に口内炎ができることがあります。まれに歯の根が短くなることがあります。歯周病などで歯ぐきが下がっている方は、歯を動かすことでさらに下がることがあります。重なっていた歯が並んだあと、歯と歯ぐきの間に三角形のすき間ができることがあります。治療の後は、後戻りを防ぐために保定装置を使います。
- マウスピース型矯正装置の主なリスク・副作用
- 装着時間(1日20時間以上)を守らないと、計画どおりに歯が動かず、治療期間が延びることがあります。歯みがきなどのお手入れが足りないと、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。歯とあごのバランスによっては、歯の横を少し削ることがあります。装置を付けた後に痛むことがあります。まれに歯の根が短くなることがあります。歯ぐきが下がることがあります。治療の後は、後戻りを防ぐために保定装置を使います。
- アンカースクリューの主なリスク・副作用
- 埋めるときに小さな外科処置が必要で、出血・痛み・腫れが出ることがあります。お口の中が不衛生になると、まわりの歯ぐきが炎症を起こすことがあります。あごの骨の状態によっては、ゆるんだり外れたりすることがあります。
2期治療・中高生の矯正について、
よくあるご質問
2期治療は、何歳ごろから始めますか?
永久歯が生えそろってから始めるので、11〜16歳ごろに始めることが多い治療です。始めるのに適した時期を逃さないよう、定期検診で生えかわりの様子を見ていきます。
1期治療を受けていなくても、2期治療はできますか?
できます。ただ、1期の時期にしかできないあごを広げる治療をしていないため、歯を抜く必要が出てくることがある、期間が長くなることがある、といった点があります。お口の状態によって変わるので、検査でお伝えします。
1期治療をしたのに、2期治療も必要ですか?
1期治療だけで終わるお子さんもいますが、永久歯がそろってから、歯並びや噛み合わせの仕上げが必要になることもあります。1期のあとも経過を見て、2期が必要かどうかをお伝えします。
部活や受験で通院しにくい時期があります。
治療を始める前に予定を伺い、通院の間隔や装置を一緒に考えます。マウスピース型の装置は、通院の間隔をあけやすく、試合や演奏のときは外せます。
矯正中に、食事の制限はありますか?
マウスピース型の装置は、食事のときに外すので、食べるものの制限はありません。ワイヤー矯正の場合は、装置が外れやすい硬いものや、くっつきやすいものを控えていただくことがあります。
治療が終わったあとは、どうなりますか?
歯並びが元に戻らないよう、保定装置(リテーナー)を使っていただきます。むし歯や歯ぐきのチェックと一緒に、同じ医院で歯並びを見守ります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン・アソアライナー)について
当院では、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名:インビザライン、インビザライン・ファースト、アソアライナー)による矯正治療を行っています。これらの装置は、医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない医療機器です。
- 未承認医療機器であること
- 材料は厚生労働省の認可を得たものですが、完成した装置は薬機法の対象外のため、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
- 入手経路
- インビザラインは米国のアライン・テクノロジー社の製品で、当院はインビザライン・ジャパン株式会社を通じて入手しています。アソアライナーは日本の株式会社アソインターナショナルの製品で、同社を通じて入手しています。
- 国内の承認医療機器の有無
- ほかにもマウスピース型の矯正装置はあり、その中には日本で承認を受けている装置もあります。
- 諸外国での安全性などの情報
- インビザラインは1998年に米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けています。これまでにインビザライン固有の重い副作用の報告はありません。アソアライナーは日本での矯正治療に使われており、これまでにアソアライナー固有の重い副作用の報告はありません。
















