
インプラントだけを、
おすすめするわけではありません
歯を失ったときの補い方には、インプラント・ブリッジ・入れ歯、そして矯正ですき間を閉じる方法があります。インプラントは良い方法ですが、手術が必要で、費用も期間もかかります。
あごの骨の状態や体の健康状態、ご希望やご予算によっては、ほかの方法が向いていることもあります。それぞれの良いところと気をつけることを並べて、納得して選んでいただけるようにご説明します。
ブリッジや入れ歯との違い

インプラントは、あごの骨に人工の歯の根(インプラント)を埋め、その上に人工の歯を付ける治療です。あごの骨で支えるので、まわりの歯を削ったり、まわりの歯に負担をかけたりせずに済みます。
- まわりの歯を削らない(ブリッジは両隣の歯を削ることが多い)
- まわりの歯に負担をかけにくい(入れ歯やブリッジは残っている歯で支える)
- 自分の歯に近い感覚でかめる
一方で、心臓や血圧の病気、肝臓・腎臓の病気、骨粗しょう症、糖尿病などの持病がある方、妊娠中の方、あごの骨がまだ成長しているお子さん、あごの骨の厚みや高さが足りない方は、受けられないことや、慎重な判断が必要なことがあります。
安全に配慮した手術

歯科用CTとシミュレーション
手術の前に必ずCTで撮影し、あごの骨の厚みや高さ、神経や血管の位置を確かめます。専用のソフトで、埋める位置を前もって計画します。

手術用のガイド
シミュレーションをもとに、患者さんごとに手術用のガイドを作ります。ガイドに沿って、計画どおりの位置と角度で埋めます。

個室での手術
当院の診療室はすべて個室です。ほかの患者さんの治療の場と分かれた、衛生的な環境で手術を行います。

使い捨てと滅菌
グローブ・マスク・ガウンなど使い捨てにできるものは使い捨てにし、そのほかの器具は洗浄したうえで、クラスBの滅菌器で滅菌しています。
インプラントは
ノーベルバイオケア社のもの

体に埋める器具なので、品質と実績を大切に考えています。当院で使っているのは、ノーベルバイオケア社のインプラントです。国内外の多くの歯科医院で使われているメーカーなので、引っ越しなどで当院に通えなくなったときも、同じメーカーを扱う歯科医院でメンテナンスを受けやすいことも理由のひとつです。
インプラントの手術は院長が担当し、静脈内鎮静法を併用して行います。点滴でうとうとと眠ったような状態で手術を受けていただき、歯科麻酔を担当する国森 ひとみ先生が、血圧や心電図などのモニターで全身の状態を見守ります。
長く使っていただくために
インプラントは、まっすぐかかる力には強い一方で、横から揺さぶられる力は苦手です。かみ合わせを調整し、横の力がかかりすぎないように設計します。
また、治療が終わったあとは「インプラント周囲炎」に気をつける必要があります。歯周病と同じように、汚れがたまるとまわりの骨が溶け、インプラントが抜けてしまうことがある病気です。汚れがたまりにくく、毎日のケアがしやすい形を考えて治療し、治療後も定期的なメンテナンスで見守ります。
そもそも歯を失った原因が虫歯や歯周病の場合は、その原因に向き合わないと、ほかの歯も失いやすくなります。残っている歯を一本でも多く守ることも、あわせて大切にしています。
インプラントの治療の流れ
01検査
検査器具やレントゲン、CTで、歯とあごの骨の状態を調べます。
02治療計画のご説明
画面で一緒に見ながら、本数・期間・費用と、ほかの方法との違いをご説明します。
03手術
静脈内鎮静法を併用して、あごの骨にインプラントを埋めます。骨とつくまで数か月待ち、その後、人工の歯を付けるための部品(アバットメント)を付けます。
04人工の歯を付ける
インプラントに土台を付け、その上にジルコニアのかぶせ物を付けて、かみ合わせを調整します。
05メンテナンス
長く使っていただくために、定期検診とクリーニングを続けます。
担当する歯科医師
院長遠山 大輔
東北大学歯学部卒。インビザライン プラチナエリート(300症例以上・症例数 全国上位5%)。日本小児矯正研究会・日本接着歯学会 会員。子どものマウスピース矯正(インビザライン・ファースト)と、歯をなるべく削らないダイレクトボンディングが得意で、生まれつき小さい歯や歯がないところを整えながらのマウスピース矯正も担当します。ダイレクトボンディングは、田代浩史 臨床教授(東京科学大学・徳島大学)が主宰し、田上順次 名誉教授(東京科学大学)も講師を務める「DRC浜松」のアドバンスコースを修了しています。
院長プロフィール
歯科麻酔を担当国森 ひとみくにもり ひとみ
歯科医師(国立東北大学歯学部卒業)。東京医科歯科大学歯科麻酔科、千葉県がんセンター麻酔科、長野県立こども病院麻酔集中治療部で、静脈内鎮静法や全身麻酔のもとでの全身の管理に携わってきました。大学の歯科麻酔科では、歯科治療への恐怖心が強い方や、えずき(嘔吐反射)が強い方への静脈内鎮静法に加えて、障害のある方や持病のある方が全身麻酔のもとで治療を受ける際の全身の管理を担当。当院では、インプラントの手術や親知らずの抜歯など比較的大きな処置のときに、治療をする歯科医師とは別に、血圧や心電図などのモニターで全身の状態を見守ります。
スタッフ紹介インプラントの費用
| 項目 | 費用 | 備考 |
|---|---|---|
| 診査診断料 | 22,000円(税込) | 1回 |
| インプラント手術(一次手術) | 286,000円(税込) | 3か月〜1年・5〜10回 |
| アバットメントを付ける(二次手術) | 52,800円(税込) | 2〜4週間・2〜3回 |
| かぶせ物(ジルコニア)の作製・装着 | 110,000円(税込) | 2〜4週間・2〜3回 |
| 骨を増やす処置(GBR法) | 132,000円(税込) | あごの骨が足りない場合。3〜6か月・3〜5回 |
| 骨を増やす処置(ソケットリフト) | 165,000円(税込) | あごの骨が足りない場合。3〜6か月・3〜5回 |
| 静脈内鎮静法 | 66,000〜88,000円(税込) | 手術のときに併用。1回 |
インプラントは保険がきかない自由診療です。金額は1本あたりの目安で、骨の状態や本数によって変わります。
- 静脈内鎮静法の主なリスク・副作用
- 手から点滴をとる必要があります。治療のあと、まれにふらつくことがあります(当日の車の運転は控えてください)。治療の前に食事を控えていただくことがあります。呼吸や血圧に影響することがあります。
- インプラント手術の主なリスク・副作用
- 手術のあとに、痛み・腫れ・出血・合併症が出ることがあります。かむ感覚や見た目が、ご自身の歯と違うことがあります。手術のあとメンテナンスを続けないと、インプラントが抜け落ちることがあります。
- かぶせ物(ジルコニア)の主なリスク・副作用
- 強い力がかかると、割れる(欠ける)ことがあります。
- 骨を増やす処置の主なリスク・副作用
- 処置のときに出血することがあります。骨ができるまで数か月かかります。
インプラントについて、
よくあるご質問
インプラントは誰でも受けられますか?
持病がある方、妊娠中の方、あごの骨が成長途中のお子さん、あごの骨が足りない方などは、受けられないことや、慎重な判断が必要なことがあります。骨が足りない場合は、骨を増やす処置をしてから行うこともあります。
1本いくらかかりますか?
診査診断料・手術・アバットメント・かぶせ物をあわせて、1本あたり470,800円(税込)が目安です。このほか、手術のときの静脈内鎮静法(66,000〜88,000円)と、骨を増やす処置が必要な場合はその費用がかかります。
治療期間はどのくらいですか?
インプラントが骨とつくまで数か月待つため、手術から人工の歯を付けるまで、3か月〜1年ほどかかります。
インプラントにしたら、もう歯の心配はありませんか?
インプラント自体は虫歯になりませんが、まわりの歯ぐきや骨が「インプラント周囲炎」になることがあります。治療後も、ご自宅でのケアと定期的なメンテナンスが大切です。
マウスピース型矯正装置(インビザライン・アソアライナー)について
当院では、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名:インビザライン、インビザライン・ファースト、アソアライナー)による矯正治療を行っています。これらの装置は、医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない医療機器です。
- 未承認医療機器であること
- 材料は厚生労働省の認可を得たものですが、完成した装置は薬機法の対象外のため、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
- 入手経路
- インビザラインは米国のアライン・テクノロジー社の製品で、当院はインビザライン・ジャパン株式会社を通じて入手しています。アソアライナーは日本の株式会社アソインターナショナルの製品で、同社を通じて入手しています。
- 国内の承認医療機器の有無
- ほかにもマウスピース型の矯正装置はあり、その中には日本で承認を受けている装置もあります。
- 諸外国での安全性などの情報
- インビザラインは1998年に米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けています。これまでにインビザライン固有の重い副作用の報告はありません。アソアライナーは日本での矯正治療に使われており、これまでにアソアライナー固有の重い副作用の報告はありません。














