成田市、酒々井の歯医者・歯科医院で歯科治療を受けるなら

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皆さん、こんにちは。成田市近郊、酒々井のあい歯科 矯正・こども歯科です。

今回は「定期検診・メンテナンスの大切さ!予防歯科が守る健康」というテーマでお話しします。予防歯科の重要性について知ることは、歯の健康を保つための第一歩です。痛みが出てから歯科医院に行くのではなく、定期的に検診を受けることで大きな問題を防ぎ、口腔内の健康を維持することができます。

そこでこのコラムでは、定期検診の内容、受けられる処置、そしてその費用について詳しくご紹介します。皆さんが日々の生活の中で、少しでも安心して歯科ケアを受けられるよう、情報を提供してまいります。

そもそも定期検診とは?

定期検診とは、定期的に歯科医院を訪れて口腔内の健康状態を確認し、必要に応じて治療や予防処置を行うことです。保険診療で受けられる定期検診では、口腔内診査や歯周組織の状態をチェックし、虫歯や歯周病の早期発見を目指します。

多くの方が「痛みがないから大丈夫」と考えがちですが、実際には初期の虫歯や歯周病は痛みを伴わないことが多く、気づかないうちに進行してしまいます。定期的に専門家の目でチェックすることで、症状が軽いうちに対処できることが重要です。特に予防歯科の観点から、健康な歯を長く保つためには、こうした定期的なメンテナンスが欠かせません。

定期検診で受けられる処置

歯科の定期検診では、次の検査や処置が受けられます。

◎口腔内診査

定期検診の基本となるのが口腔内診査です。歯科医師が患者さんの口の中を視診し、虫歯や歯周病の有無、噛み合わせの状態、粘膜の異常などを確認します。これにより、日常のセルフケアでは気づきにくい問題も発見でき、早期治療へと繋がります。また、口腔内診査は定期的に行うことで、口腔環境の変化を把握しやすくなり、長期的な健康管理に役立ちます。

◎歯周組織検査

歯周組織検査では、歯茎の状態を詳しく調べます。歯周ポケットの深さを測定し、歯茎が炎症を起こしているかどうかを確認することで、歯周病の進行状況を把握します。歯周病は進行が進むと歯を失う原因となるため、早期発見と適切な対処が大切です。この検査によって、患者さん自身も歯周病のリスクを理解し、予防に向けた行動を取ることができます。

◎ブラッシング指導

定期検診では、歯科衛生士によるブラッシング指導も受けられます。自宅でのブラッシングは予防歯科の基本ですが、磨き残しがあると虫歯や歯周病のリスクが高まります。専門家のアドバイスを受けることで、磨きにくい部分のケア方法や、自分に合った歯ブラシの選び方を学び、効果的なセルフケアを実践することが可能になります。

◎歯のクリーニング

歯のクリーニングとスケーリングは、歯石や歯垢を取り除くための処置です。毎日のブラッシングでは取り切れない汚れが少しずつ溜まることがあり、それが歯周病の原因になります。クリーニングを行うことで、歯の表面を清潔に保ち、歯周病や虫歯の予防に役立ちます。また、歯石の除去は歯茎の健康を保ち、口臭の原因を取り除く効果も期待できます。

◎フッ素塗布

フッ素塗布は、虫歯予防の一環として行われる処置です。フッ素は歯のエナメル質を強化し、虫歯菌の働きを抑える効果があります。特に小さなお子さんの場合、永久歯が生える時期にフッ素を塗布することで、虫歯になりにくい強い歯を育てることができます。フッ素塗布は安全で、年齢を問わず受けることができますので、予防歯科の一環として取り入れると良いでしょう。

定期検診の費用はいくら?

定期検診の費用については、保険診療が適用されるため、3割負担の場合、だいたい3,000円程度で受けられます。もちろん、口腔内の状態によって追加の処置が必要になることもありますが、定期検診自体は比較的リーズナブルな価格で受けることができます。

定期的に検診を受けることにより、将来的な大きな治療費を抑えることができる可能性もあります。特に、初期の虫歯や歯周病を早期に発見し対処することで、高額な治療が必要になるリスクを減らせる点は、大きなメリットと言えるでしょう。

欧米では定期検診を受けるのが当たり前?

予防歯科の重要性を考えるうえで、欧米、特に北欧諸国における定期検診の習慣について学ぶことは非常に有益です。以下では、北欧での定期検診の取り組みと、それにより得られる健康上のメリット、日本との違いについて詳しく解説します。

◎北欧ではほとんどの国民が定期検診を受けている

北欧の国々、例えばスウェーデンやデンマークなどでは、国民のほとんどが歯科医院での定期検診を受けています。これらの国々では、小さな頃から予防歯科の重要性が教育の中で強調されており、子供から大人に至るまで、歯科検診が当たり前の生活習慣の一部となっています。歯科の定期検診を受けることで、虫歯や歯周病の早期発見・予防が可能となり、結果として大規模な治療を回避することができるのです。

ちなみに北欧では、公共の医療制度により予防歯科がサポートされており、定期的に検診を受けることが習慣化されています。このように国全体で予防歯科を推奨することで、多くの国民が歯の健康を保ち、虫歯や歯周病の発症を防いでいます。こうした取り組みは、歯の健康だけでなく、全身の健康維持にも寄与しているとされています。

◎歯周病や虫歯になる人が極端に少ない理由

北欧諸国における予防歯科の成功により、歯周病や虫歯になる人の数は極端に少なくなっています。定期的な検診やクリーニングによって、初期の段階で問題が発見されるため、早期に治療が施され、進行を防ぐことができます。加えて、口腔内の健康管理が徹底されることで、噛み合わせのトラブルや歯の損失も少なくなっています。

また、北欧の人々はフッ素塗布の効果も活用しており、歯の再石灰化を促すことで虫歯予防を徹底しています。加えて、歯科医師や歯科衛生士によるブラッシング指導も定期的に受けており、患者さん一人ひとりが適切なセルフケアを行えるようサポートされています。こうした予防歯科の取り組みが、歯の健康状態を良好に保つ要因となっているのです。

◎日本にはまだ根付いていない予防歯科の習慣

一方、日本では、まだ定期的に歯科検診を受ける習慣が根付いていないのが現状です。多くの人が「痛みが出てから歯医者に行く」という考えを持っており、結果として虫歯や歯周病が進行してから治療を受けることが多いです。そのため、歯を失うケースが増えてしまう原因の一つとなっています。

日本における歯周病や虫歯の発症率は非常に高く、特に40歳を過ぎると歯周病によって歯を失うリスクが大きくなります。歯周病は進行が緩やかで初期段階では自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行してしまうことが多いです。定期的な検診と適切なケアを行わないことで、歯周病の進行を防ぐことが難しくなり、最終的には歯の喪失に至るケースも少なくありません。

まとめ

予防歯科における定期検診の重要性は、口腔内の健康を保つための最も効果的な方法の一つです。痛みや不具合が出てからの治療ではなく、定期的なメンテナンスによって問題を未然に防ぐことができます。

口腔内診査、歯周組織検査、ブラッシング指導、歯のクリーニング、フッ素塗布といった多彩な処置が受けられる定期検診を習慣化することで、歯と歯茎の健康を守り、生涯にわたって自分の歯で噛む喜びを感じることができるでしょう。

あい歯科 矯正・こども歯科では、患者さん一人ひとりに合わせた予防プランを提供し、皆さんの口腔内の健康をサポートしています。予防歯科の大切さを改めて考え、ぜひ定期検診を受けてみてください。

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