
こんにちは。千葉県印旛郡酒々井町「京成酒々井駅」より徒歩4分、「JR酒々井駅」西口より徒歩10分にある歯医者「あい歯科 矯正・こども歯科」です。
ワイヤー矯正は、幅広い歯並びの乱れに対応できる矯正治療のひとつです。目立ちにくい装置の選択肢も増え、審美面を気にされる方にも人気を集めています。
しかし、実際に矯正を始めるとなると「費用がどれくらいかかるのか」「支払いの負担は大きいのではないか」と不安を感じる方も少なくありません。
今回は、ワイヤー矯正にかかる一般的な費用相場と、費用負担を少しでも軽減するための工夫について詳しく解説します。
ワイヤー矯正とは

ワイヤー矯正とは、歯に専用の装置(ブラケット)を取り付け、そこにワイヤーを通して適切な力をかけることで歯並びや噛み合わせを整える矯正治療法です。もっとも歴史が長く、さまざまな症例に対応できるため、多くの患者さまに選ばれています。
近年では装置の種類が豊富になり、見た目や治療期間の希望に応じた選択ができる点も大きな特徴です。
ワイヤー矯正の基本的な仕組み
ワイヤー矯正では、歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな装置を装着し、そこにワイヤーを通して歯を少しずつ移動させていきます。ワイヤーの弾力性や形状記憶性を利用して、時間をかけて歯を理想的な位置へと導きます。
矯正治療は、単に歯並びを整えるだけでなく、正しい噛み合わせを作り、口腔機能を向上させることも目的としています。そのため、美容面だけでなく、健康面でもメリットの大きい治療法です。
ワイヤー矯正にかかる治療期間
ワイヤー矯正の治療期間は、一般的に1年半から3年程度とされています。症例によって異なりますが、歯並びの状態が重度であるほど時間がかかる傾向にあります。治療開始後は、数週間から1か月に一度のペースで通院し、ワイヤーの調整を行うことが一般的です。
治療後には保定期間が必要で、動かした歯が元の位置に戻らないよう、リテーナーと呼ばれる装置を装着して歯並びを安定させます。保定期間はおおむね1年から2年程度ですが、場合によってはさらに長期にわたることもあります。
ワイヤー矯正のメリットとデメリット
ワイヤー矯正の最大のメリットは、幅広い症例に対応できる点です。多少の抜歯が必要なケースや、噛み合わせに問題がある場合でも適切に対応できるため、確実性の高い治療が期待できます。また、装置やワイヤーの種類を選べば、治療の進め方や見た目に配慮することも可能です。
デメリットとしては、ブラケットやワイヤーが目立ちやすいこと、装置の違和感があること、食事や歯磨きに工夫が必要になることが挙げられます。また、ワイヤーによる刺激で口内炎ができやすくなることもあるため、日常的なケアや適切な通院管理が重要です。
ワイヤー矯正の費用

ワイヤー矯正の費用は、選択する装置の種類によって大きく異なります。
<各装置の特徴と費用相場>
装置の種類 | 特徴 | 費用の目安 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
表側矯正 |
| 約60万円〜100万円 |
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裏側矯正(リンガル矯正) |
| 約100万円〜150万円 |
| |||
ハーフリンガル矯正 |
| 約80万円〜120万円 |
このように、ワイヤー矯正の費用は選ぶ装置の種類や治療内容によって大きく異なります。自分に合った治療法を選択するためにも、歯科医師とよく相談することが大切です。
ワイヤー矯正は保険適用の対象になる?

一般的に、ワイヤー矯正は保険適用外の治療に分類されます。なぜなら、多くの矯正治療は審美的な改善を目的とするものであり、健康保険制度では機能回復を目的とする治療に限って保険適用を認めているためです。
そのため、基本的にはワイヤー矯正を受ける場合、全額自己負担となります。
ただし、例外も存在します。例えば、厚生労働省が定める特定の疾患に伴う歯列不正の場合、矯正治療が医療行為と認められ、保険適用の対象となることがあります。手術を前提とした矯正治療が必要とされ、指定された医療機関で治療を受けることが条件になります。
ワイヤー矯正の治療プロセスごとにかかる費用

ワイヤー矯正にかかる費用は、治療全体の総額だけでなく、各プロセスごとに細かく分かれているのが一般的です。それぞれの段階で発生する費用について理解しておくと、トータルコストを正確に把握しやすくなります。
<治療プロセスごとの費用目安>
プロセス | 内容 | 費用の目安 | ||
---|---|---|---|---|
精密検査・診断料 |
| 約2万円〜5万円 | ||
装置料 |
| 約60万円〜100万円以上 | ||
調整料 |
| 1回あたり5,000円〜8,000円 | ||
保定装置(リテーナー)作製費 |
| 約2万円〜5万円 |
|
ワイヤー矯正では各段階で費用が発生するため、治療を検討する際は総額だけでなく、各プロセスごとの負担についてもあらかじめ確認しておくことが重要です。
ワイヤー矯正の費用負担を軽減する方法

ワイヤー矯正は費用面の負担が大きく、治療に踏み切れずにいる方も多いかもしれません。
しかし、いくつかの工夫や制度を活用することで、費用負担を抑えられます。ここでは、ワイヤー矯正の費用を軽減するための具体的な方法について解説します。
矯正治療にかかる総費用を把握する
まず、費用負担を軽減するためには、治療全体にどの程度の費用がかかるのかを事前に正確に把握しておくことが大切です。ワイヤー矯正では、装置料のほかに初診料、精密検査料、調整料、リテーナー作製費などが必要になります。
さらに、治療期間が長くなるとその分調整料も増えるため、最初に提示された金額だけを見て判断しないようにしましょう。すべての工程にかかる費用をトータルで確認するよう心がけてください。
治療前にカウンセリングを受け、追加費用の有無や支払い方法について詳細に説明を受けることで、予想外の出費を防げます。
医療費控除を活用する
矯正治療にかかった費用は、条件を満たせば医療費控除の対象となります。医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合、確定申告をすることで所得税の還付を受けられる制度です。
ワイヤー矯正についても、噛み合わせや発音障害の改善など、機能回復を目的とした治療であると認められれば医療費控除の対象になります。
申請には領収書の提出が必要となるため、治療費の領収書や明細書は必ず保管しておきましょう。また、交通費も控除対象に含められる場合があるため、通院にかかった交通費についても記録しておきましょう。
医療費控除を活用すれば、実質的な費用負担を数万円単位で軽減できる可能性があります。
分割払いやデンタルローンを利用する
ワイヤー矯正はまとまった費用が必要になるため、一括支払いが難しい場合もあります。そういった場合には、分割払いやデンタルローンの利用を検討するのもひとつの方法です。
多くの歯科医院では、金利負担を抑えた院内分割や、外部のローン会社と提携した支払いプランを用意しています。
分割払いを選べば、毎月の負担額を抑えることができるため、家計への影響を最小限にとどめつつ治療を進められます。ローンを利用する場合には、金利や手数料が発生することもあるため、契約内容をよく確認してから申し込みましょう。
治療内容や装置の選び方を工夫する
費用負担を軽減するには、治療計画や使用する矯正装置を工夫することも効果的です。例えば、審美性にこだわらなければ、費用を抑えやすいでしょう。
また、部分矯正という選択肢もあります。全体矯正に比べて治療範囲が限定されるため、費用が半額以下に抑えられることもあります。
ただし、部分矯正が適応できるかどうかは症例によるため、歯科医師に適応の可否を確認する必要があります。
まとめ

ワイヤー矯正の費用は、選ぶ装置や治療内容によって大きく異なり、相場は60万円〜150万円程度とされています。表側矯正は費用を抑えられますが、裏側矯正やハーフリンガル矯正は高額になる傾向があります。
費用負担を軽減する方法としては、医療費控除の活用、分割払いやデンタルローンの利用、装置や治療方法の工夫が挙げられます。事前に総額と支払い方法をしっかり確認し、無理のない範囲で納得できる治療を選択することが大切です。
ワイヤー矯正を検討されている方は、千葉県印旛郡酒々井町「京成酒々井駅」より徒歩4分、「JR酒々井駅」西口より徒歩10分にある歯医者「あい歯科 矯正・こども歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、患者さまの「悩み」「想い」をしっかり聞いて、質の高い治療を提供しています。一般歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科、予防歯科、審美歯科、インプラントなどさまざまな診療を行っています。
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