ワイヤー矯正をした口もとのイメージ

こんにちは。千葉県印旛郡酒々井町「京成酒々井駅」より徒歩4分、「JR酒々井駅」西口より徒歩10分にある歯医者「あい歯科 矯正・こども歯科」です。

ワイヤー矯正を始めると、まず気になるのが「普段通りに食事ができるのか?」という点ではないでしょうか。食事中でも矯正装置が取り付けられた状態になるため、食べ物が引っかかったり、装置が外れたりすることもあります。

特に、初めて矯正治療を受ける方にとっては、どのようなものを食べていいのか、どのようなものを避けるべきかわからず不安を感じることも少なくありません。

今回は、ワイヤー矯正中に避けたほうがよい食べ物や安心して食べられるものについて解説します。矯正治療を検討されている方やワイヤー矯正中の方は、ぜひ参考にしてください。

ワイヤー矯正とは

ワイヤー矯正を施術しているイメージ

ワイヤー矯正は、歯並びや噛み合わせを改善するための代表的な矯正治療のひとつです。歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな装置を取り付け、そこにワイヤーを通して、歯に少しずつ力をかけながら理想的な位置へと動かしていきます。

この治療法は、軽度から重度まで幅広い症例に対応できるのが大きな特徴で、幅広い年代の方に選ばれています。治療期間は一般的に1年半から3年ほどですが、その分しっかりとした矯正効果が期待できます。

ただし、ワイヤー矯正中は常に口の中に装置がある状態になるため、食事の際には注意が必要です。硬いものや粘り気のあるものを口にすると、装置が外れたり変形したりするおそれがあります。また、食べ物が装置に絡まりやすく、清掃がしにくくなるという問題もあります。

快適に矯正生活を送るためには、食事やケアに関する正しい知識を身につけることが大切です。

ワイヤー矯正中に避けたほうがよい食べ物

ワイヤー矯正中にリンゴの丸かじりをしているイメージ

ワイヤー矯正中は、装置の破損や治療の遅れを防ぐために、日々の食事に注意を払う必要があります。特に以下に挙げるような種類の食品は、装置に悪影響を与える可能性が高いため、できる限り控えたほうがよいでしょう。

硬い食べ物

矯正装置を付けている間、硬い食べ物を噛むと、ブラケットが外れたり、ワイヤーが変形したりするリスクがあります。たとえば、せんべいやナッツ、フランスパン、りんごの丸かじりなどは注意が必要です。

特に前歯で強く噛み切るような食べ方をすると、装置に大きな負荷がかかります。どうしても食べたい場合は、小さくカットするなどして、できる限りリスクを軽減しましょう。

粘着性の高い食べ物

キャラメルやガム、お餅のように粘り気が強い食べ物は、矯正装置と非常に相性が悪い食品です。これらは装置に絡みつきやすく、ブラケットが外れたりワイヤーが引っ張られて歪んだりすることもあります。

また、粘着性のある食べ物は歯にくっついたまま残りやすく、十分に清掃できないと虫歯や歯周病になるリスクが高まります。特にお餅などは、熱を加えるとさらに粘着力が増すため、年末年始などの行事食でも注意が必要です。

食後のケアがしづらいものは、治療中はなるべく避けましょう。

繊維質の多い食べ物

繊維質の多い食材、たとえばセロリの筋や青菜の茎、肉のスジなどは、噛みにくく、矯正装置に引っかかりやすいです。

こうした食べ物が装置の間に挟まると、違和感が続くだけでなく、取り除くのが困難でストレスを感じる原因にもなります。また、装置のすき間に繊維が入り込んだままにしておくと、プラーク(歯垢)の温床となり、虫歯や歯周病を引き起こす可能性もあるでしょう。

食べる際は、細かく刻んだり、柔らかく煮込んだりするなどの工夫が必要です。日々の食事に少し工夫を加えるだけで、トラブルの予防につながります。

糖分を多く含む食べ物・飲み物

矯正装置をつけていると、歯磨きが難しくなるため、糖分を多く含む食品や飲み物の摂取には十分な注意が必要です。

飴やチョコレートなどのお菓子はもちろん、ジュースやスポーツドリンクなどの甘い飲み物も、虫歯のリスクを高める要因になります。さらに、糖分だけでなく酸性度の高い飲料は歯のエナメル質を溶かすこともあるため、矯正中は控えたほうがよいでしょう。

どうしても甘いものを摂りたいときは、食後にしっかり歯を磨く、あるいは口をゆすぐ習慣をつけることで、リスクを最小限に抑えることができます。

ワイヤー矯正中でも食べられるもの

ヨーグルトにバナナのうす切りをのせたイメージ

ワイヤー矯正中は食べ物にいくつかの制限がありますが、工夫すれば安心して食べられる食品もたくさんあります。無理に硬いものや装置に絡まりやすいものを避けつつ、栄養バランスを保つことが大切です。

特に柔らかく、咀嚼の負担が少ない食べ物を中心に選ぶことで、快適に食事を楽しむことができます。

たとえば、おかゆやうどん、リゾット、スープなどは歯への刺激が少なく、矯正装置にも優しいメニューです。豆腐や温泉卵、バナナ、ヨーグルトなども食べやすく、胃腸にも負担がかかりにくいため、矯正初期や調整後の痛みがあるときにも適しているかもしれません。

また、野菜は蒸したり煮込んだりすることで柔らかくなり、装置に引っかかりにくくなります。味や食感に偏りが出ないように、できるだけ多様な食材を組み合わせながら、食事を楽しむことが矯正治療を続けるうえでのストレス軽減にもつながります。

ワイヤー矯正中の食事で気を付けること

ワイヤー矯正中に歯みがきをするイメージ

ワイヤー矯正中は、どのような食べ物を選ぶかだけでなく、日常の食事の習慣や食後の口腔ケアにも細心の注意が必要です。装置があることで汚れが溜まりやすくなるため、正しい食習慣と丁寧なケアを継続することが、健康な歯を保ち、治療をスムーズに進めるための鍵になります。

ここでは、ワイヤー矯正中の食事で気を付けることについて解説します。

だらだら食べをしない

矯正中は何を食べるかだけでなく、どのように食べるかも非常に大切です。特に気をつけたいのが、長時間にわたって間食を続けるだらだら食べの習慣です。これは口の中に食べ物が常にある状態が続くことで、虫歯菌が活発になり、歯の表面を溶かす酸が作られやすくなります。

ワイヤーやブラケットのまわりには食べかすが溜まりやすいため、だらだら食べをしていると清掃が追いつかず、虫歯になるリスクがさらに高まります。間食はできるだけ時間を決めて、食べ終わったら早めに口をゆすぐ、もしくは歯磨きをするように心がけましょう。

食事の時間にメリハリをつけることで、矯正中の口腔トラブルを予防しやすくなります。

食後はしっかり歯磨きをする

ワイヤー矯正中は、食後の歯磨きを徹底することが非常に重要です。ブラケットやワイヤーのまわりには、食べかすやプラークが溜まりやすく、放置すると虫歯や歯周病、口臭の原因になります。

装置を装着している間は、通常の歯磨きでは届きにくい場所が多くなるため、丁寧に時間をかけてケアする必要があります。毎食後、できるだけ早めにブラッシングを行い、清潔な状態に保つよう心がけましょう。

食事のときに痛みがある場合は

ワイヤー矯正中に食事をして痛みがでた女性

ワイヤー矯正中は、装置の調整を行った直後や治療を始めたばかりの時期に、歯が浮くような感覚や痛みを感じることがあります。こうした痛みは一時的なものですが、特に食事の際に強く感じることが多いため、無理に硬いものを噛もうとすると、さらに不快感が増すこともあります。

痛みがあるときは、無理をせずやわらかい食べ物を選びましょう。おかゆ、スープ、豆腐、ヨーグルト、ゼリーなどは噛まずに食べられるため、歯に余計な負担をかけずに栄養を摂ることができます。

また、食材を細かく刻んだり、しっかり煮込んだりするなど、食べやすくする工夫も大切です。

ただし、痛みが長く続く場合や、食事ができないほど強い場合は、自己判断せず早めに歯科医院に相談しましょう。

まとめ

ワイヤー矯正で美しい歯並びとなった笑顔の女性

ワイヤー矯正中は、装置の性質上どうしても食事に制限が生じますが、正しい知識を持ち、適切な対応を心がければ、安心して治療を進めることができます。

食べ物の選び方はもちろん、だらだら食べを避ける、毎食後に丁寧な歯磨きを行うといった日常の習慣も、矯正中のトラブルを防ぐうえで非常に重要です。また、痛みがあるときにはやわらかく消化に良い食事を選ぶことで、心身への負担を軽減することができます。

矯正期間は長く感じるかもしれませんが、毎日のちょっとした工夫が、きれいな歯並びと健康な口元へとつながります。

矯正治療を検討されている方は、千葉県印旛郡酒々井町「京成酒々井駅」より徒歩4分、「JR酒々井駅」西口より徒歩10分にある歯医者「あい歯科 矯正・こども歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、患者さまの「悩み」「想い」をしっかり聞いて、質の高い治療を提供しています。一般歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科、予防歯科、審美歯科、インプラントなどさまざまな診療を行っています。

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