かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所とは、厚生労働省により決められた基準を満たすことで認可を受けることができる、地域完結型医療推進を行う歯科医療機関のことです。
一人ひとりの患者さまへ、生涯にわたり安心・安全な治療を提供することはもちろん、定期的なお口の検診や予防を図ることで患者さまの健康に寄与することができると認められた歯科医院です。
全国に約70,000ある歯科医院のうち、この認可を得ているのは全体でたった約3%。地域完結型医療推進を行う歯科医療機関として、厳しい基準をクリアした診療所です。
当院は、ご来院していただくみなさんを「大切な家族」だという考えのもと、安心・安全な治療を受けていただきたいという想いから、消毒・滅菌をはじめとする院内感染予防に力を入れています。
検査や治療の際に一度、患者さんのお口に入った器具等は、院内感染の経路を断つため、患者さんごとに全て消毒・滅菌を行う他、可能な限りのディスポーザブル(使い捨て)製品を利用しています。
特にハンドピース(歯を削るドリルなど)などの複雑な内部構造のものに関しては、しっかりと中空内滅菌が可能なカナダSCICAN社スティティムによるSクラスの高速滅菌システムを導入し、衛生状態をクリーンに保てるように徹底管理しています。
その他にも、患者さんが座ってから器具を装着することや、使用しない器具もテーブルの上になるべく置かない等、衛生管理への配慮には余念なく、隅々まで綺麗、そして安全に保つことを徹底的に実施しています。
クリーンスタッフの経験や知識に関係なく、細かい器具の内部などまでの洗浄・消毒作業レベルを均一化させるため、国内では数少ない最新式の全自動器具除染用洗浄器を導入しています。その仕上がりは当院スタッフ自身が「当院以外で自分の治療を受けたくない」と言うくらいのレベルです。
未だにクリーンスタッフが手作業で準備・洗浄している医院がありますがスタッフがケガをして感染するリスクを極限まで避けるためにも導入しています。
徹底した院内感染予防対策のため、お口の中で使用するハンドピース(歯を削るドリル)は、患者さんが座ってから装着します。使用しない器具もテーブルの上になるべく置かない様にしています。
患者さまの中には、ご自分がエイズやB型肝炎などの病気であることを知らない方もみえます。そのような方の唾液や血液が器具に付着することで、歯を削る機器の中に入ってしまうからです。
この院内感染がとても怖いといわれています。一般的な歯科医院で使用されている高圧蒸気滅菌では、残念ながら歯を削る機器の内部の完全滅菌まですることは出来ません。
そのため当院では、多くの歯科医院で行わないレベルの滅菌システムを導入し、患者さま一人ひとりの完全滅菌にこだわっています。
患者さまごとの完全滅菌
当医院で使用する滅菌機材はすべて世界最高標準もしくは世界基準に準じたものとなっております。
クラスB | ・大型滅菌器の規格に準拠 ・すべての種類の器具を滅菌することが可能 | |
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クラスS | ・メーカーが指定した特定の器具の滅菌に使用することが可能 | |
クラスN | ・滅菌後はすぐに使用(保管は不可) |
安心、安全の医療を行っていくに当たり、滅菌対策はとても大切にするべきことだと考えています。
そのため当院では世界最高峰のヨーロッパの基準EN13060で認められたクラスBのオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)を導入しています。
ドイツでは80%もの医療機関が、このクラスBの滅菌器を導入していまが、今の日本の民間医療機関では、わずか数%の歯科医療機関でしか導入していないというレベルです。
たしかに今の日本の保険制度では、高度な滅菌システムにすることは難しいですが、当院ではリアルタイムPCR法による歯周病菌DNA検査を導入していることからも、他院とは比較にならないほど滅菌に対して厳しいです。
出来る限り、患者さんの口腔内に入れる器具は清潔にしておきたい。材料や手袋においても、いろいろ使い捨て(ディスポ)出来るものを使用したりと滅菌は見た目に判るものではないですが、それが当院の感染に対するこだわりなのです。
世界基準であるヨーロッパ規格に適合した高性能の滅菌性能クラスSタイプの高圧蒸気滅菌器です。
この機器を使用することによって、患者さんごとに、タービン、コントラと呼ばれる小さめの機器を超高速で、かつ高いレベルで完全滅菌することが出来ます。
IMSシステムは使用した後の治療器具に施す、洗浄・滅菌・保存の工程をシステマチックに行えるアメリカ生まれの管理システムです。
当院では、この管理システムを導入することにより、徹底的な衛生管理を行なっています。
インスツルメントやハサミなど、先端の鋭利な器具の手洗いによる洗浄は、切創のリスクだけでなく、感染の原因になる危険性があります。
洗浄・消毒作業を全自動で行う器具除染用洗浄器を導入する事で診療のさらなる安全と効率を実現します。洗浄室内の様子が一目でわかる設計でLED照明の変化で洗浄~乾燥まで行程が一目瞭然。
治療で歯を削るときなどに使用するタービンなどの内部を隅々まで、高圧のオイル洗浄を行うことによって、血液や唾液などを取り除き、きれいな状態に持っていきます。患者さんごとに、歯を削る機械を、このクアトロケアと呼ばれる機械にかけるため、常に良いコンディションを保つことが出来ます。
殺菌処理後、診療器具は滅菌保存パックにて保存しております。使用直前にパックを開封することにより、安全性が保たれます。
さらに、一人ずつに分けた基本セットを高圧蒸気滅菌器にて完全滅菌し、使用直前にパックを開封しています。
注射針、麻酔液のカートリッジ、外科用メス、手袋、紙コップ、エプロン、トレーペーパーなど、治療で使用するものは可能な限りディスポーザブル(使い捨て)にしています。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ─ | ○ | ○ | ○ | ○ | ▲ | ─ |
午後 | ─ | ○ | ○ | ○ | ○ | ▲ | ─ |
午前:10:30~12:00
午後:12:00~18:00
▲:9:30~13:00/14:00~18:00
※急患の当日受付可能
休診日:日曜・月曜・祝日