※自費診療です
矯正治療はすべての歯科医師が行える治療ではありません。実は専門的な知識や技術が求められる分野です。
仮に、あまりに矯正の経験の少ない歯科医師が治療を担当した場合、計画通りに歯並びが改善しない、歯や歯の根・歯ぐきを傷つけてしまうなどのトラブルが発生しやすくなる可能性もあります。
その点当院の矯正治療には、矯正を専門に担当する歯科医師を招へい。鶴見大学矯正学講座の准教授でもある歯科医師がその経験と技術を活かし、患者さんにご安心いただける矯正治療を追求しています。
歯並びでお悩みの方は、ぜひ私たちにご相談ください。
矯正治療と聞いて、歯に金属製の装置をつけたお子さんの姿を思い浮かべる方はいらっしゃいませんか。
矯正は子どものためのものと思われがちですが、実際に矯正治療を受けているのは子どもだけではありません。20~30代の方はもとより、40、50、さらには60代になっても、歯並びの改善は可能です。
近年は以下のような理由で、おとなになってから矯正を始める患者さんが増えています。
当院では、ワイヤーを使った金属の矯正装置のほか、取り外しができる透明なマウスピース型の矯正装置もご用意しています。これなら子どもだけでなく、おとなの方も周囲の目を気にせず気軽に矯正治療を受けられるのではないでしょうか。
矯正治療をためらう理由として「歯並びはキレイにしたいけど、装置が目立つのが嫌だ…」とお考えの方もいらっしゃると思います。そのような精神的な負担を少しでも減らすべく、さまざまな装置をご用意しました。
従来のワイヤーを使用する矯正装置のほか、透明なマウスピースをお口に装着して歯並びを改善するマウスピース型矯正装置「インビザライン」を採用。これは金属を用いた矯正装置よりも審美性が高く、見た目を気にせず治療したい方におすすめです。
また、金属のブラケット(歯の表面に取りつける装置)の代わりに、歯に近い色のセラミックで作られた「セラミックブラケット」も取り扱っています。金属のブラケットは、白い歯の上に金属色がつくため目立ってしまうのがデメリットでした。そこで、白色のセラミックブラケットを選択いただけるようにし、通常の金属の装置を使った矯正治療に比べて「目立たない矯正」をご提供しています。
患者さんのお口の状況に合わせて、ワイヤー矯正や「マウスピース型矯正装置(インビザライン)」などの治療をご提案しています。
ワイヤー矯正の場合、歯科矯正用のアンカースクリューを用いた矯正治療も可能です。この治療法は、チタン製の小さなネジをあごの骨に埋め込み、そこを支点にして歯を動かすというもの。
強い負荷がかかっても固定された状態を維持できるアンカースクリューの特性を活かし、動かしたい歯に対して、より適切な力をかけられます。力をかける方向に制限がなく、速く効率的に歯を動かせるのも特徴です。ワイヤーだけを使った従来の矯正治療と比べて、より短期間で治療を終えられるというメリットがあります。
ご相談内容 |
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「大学卒業までにガタガタの歯並びをなおしたい、前歯で嚙み切れないのをなおしたい」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 |
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歯のサイズとあごの大きさが合っておらず、歯が正しい位置にまっすぐ生えるスペースが不足しているため、歯が重なり合って生えている「叢生(そうせい)」により歯の位置のバランスが崩れている状態ですた。見た目が損なわれるだけでなく、ご自身での歯磨きがしづらいために歯石も付着しており、これらの環境とあわせて噛み合わせも改善する必要があると診断しました。
ご提案した治療内容 |
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見た目と歯並びを改善する方法には、大きく分けて2つのプランがあることをご説明。
①ブラケットと呼ばれる装置にワイヤーを通し歯に力をかけて動かす「ワイヤー矯正」
② 透明のマウスピース装置を使用する「マウスピース矯正」
今回のような歯がねじれて生えている「捻転」やガタガタの強い歯並びでは、②のマウスピース矯正では治療期間が長引き、大学卒業までに間に合わない可能性があること、費用も高くなる可能性があることをお伝えしたところ、ワイヤー矯正をご希望されました。
上下左右の歯(第1小臼歯/4番)を抜歯して歯を動かすスペースを作り、ワイヤー矯正装置で上下の歯並びを後ろに下げつつキレイに歯を並べる矯正治療計画に同意いただきました。
「見た目が綺麗で目立ちにくい装置がいい」とのご希望に沿って、前歯には目立ちにくい「セラミックブラケット」、奥歯には金属製の「メタルブラケット」を使用し、短い治療期間においても審美性を確保しました。
今回は約1年6か月で歯並びを整えることができました。矯正終了後はすべてのブラケットとワイヤーを取り外し、後戻りを防止するための「保定装置」を装着しました。
術後と現在のご様子 |
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歯が適切な位置と角度で美しく並び、しっかりと噛めるようになりました。患者さんにも「今まで前歯で噛み切れなかったものが食べられて、食事の時間が楽しくなった。抜歯も痛くなく、もっと早くに矯正の相談をすればよかった」とお喜びいただきました。今後も定期的なメインテナンスでケアを続けていく予定です。
診療種別 | 自由診療 |
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治療の期間・回数 | 18か月、20回 |
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費用 | 998,000円 |
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リスクや副作用:治療中、発音しにくい、舌が動かしにくいことがあります。装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります。歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります。冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります。正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります
むし歯のリスクが高まるワイヤー矯正の期間中は、矯正と並行して定期的なむし歯のチェックも行います。そのため、仮にむし歯ができたとしても、悪化する前に早期治療が可能です。
また、矯正専門の歯医者で治療を受けている場合、むし歯治療のためだけに別の医院へ通わなければならないケースが多々あります。
しかし、むし歯・歯周病などの一般歯科治療や予防も行う当院なら、他院への通院は不要です。さらなる負担を感じずに、矯正治療を受けられます。
歯並びがキレイになると、別の箇所も気になり始めるものです。実際、口元の美しさを追求したいとお望みの患者さんは少なくありません。
私たちはそうしたニーズに対応すべく、矯正治療に加えて審美歯科やホワイトニングも実施しています。矯正治療とつめもの・かぶせ物の治療を並行して行うことも可能です。
矯正治療を受けながら、一般歯科治療から予防、審美やホワイトニングといった美容的な治療まで、健康で美しいお口のためのトータルサポートを受けられます。歯の色や形、つめもの・かぶせ物の見た目が気になる方、矯正治療後にもっとキレイな口元をめざしたくなった方は、どうぞ気軽にご相談ください。
矯正治療を開始する前に、以下のような検査を行います。その際に発生する費用です。
精密検査料 | 22,000円 |
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治療の期間・回数:1回
透明なマウスピース型の装置で行う矯正治療です。マウスピース型矯正装置「インビザライン」「アソアライナー」「ケンライン」を取り扱っています。部分矯正でも症例に応じてより適したシステムをご提案いたします。
マウスピース型矯正装置(上下あご) | 396,000~880,000円 |
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治療の期間・回数:8か月~2年、8~20回
リスクや副作用:歯磨き等のセルフケアを怠ると虫歯や歯周病のリスクが高くなります。装着時間を守らないと計画通りに歯が動かない、治療期間が延びる場合があります。矯正治療が完了した後は後戻りを防ぐために保定装置を装着します。保定装置を正しく使用しないと再度矯正治療が必要になる可能性があります。歯と顎のバランスによってはご自身の歯を削る場合があります(削る量は個人差があります)。まれに歯の根が短くなる可能性があります。装置装着後、痛みを感じることがあります(歯が動く正常な反応なので心配ありません)。頬の粘膜・唇・舌などに、口内炎ができることがあります。歯周病等で歯ぐきが下がっている方は、歯を動かすことでさらに歯ぐきが下がる可能性があります。重なっていた歯がきれいに並んだことで歯ぐきと両隣の歯との間に三角形の隙間ができる可能性があります。
注意事項:
【医薬品医療機器等法(薬機法)において現在未承認の医療機器を用いた治療について】
当院では、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名:インビザライン)による矯正治療をご提供しております。矯正治療を受ける際には、以下の点をご了承ください。
●未承認医療機器の使用
マウスピース型カスタムメイド矯正装置の材料は厚生労働省の認可を得たものですが、当院で使用しているインビザラインは完成物薬機法対象外の矯正装置です。医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を得ておりませんので、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
●入手経路
マウスピース型矯正システム「インビザライン」は米国のアライン・テクノロジー社の製品です。当院はインビザライン・ジャパン株式会社を通じて利用・入手しております。
●国内の類似する承認医療機器の有無
当院が使用するマウスピース型カスタムメイド矯正装置以外に、複数のシステムが開発されています。また、その中には日本で承認を得ている矯正装置も存在します。
●諸外国における安全性等に係る情報
インビザラインは、全世界で1000万人以上(※)の症例数を持っています。1998年に米国食品医薬品局(FDA)の承認を得ており、現在まででインビザライン固有の重篤な副作用の報告はありません。
※2023年現在
歯並びと咬み合わせの改善を目的に行う歯科治療です。歯に矯正装置をつけて、歯やあごの骨に力をかけながらゆっくり動かしていきます。
唇側矯正(上下あご) | 770,000~1,200,000円 |
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※オプション ホワイトワイヤーに変更(片あご) | 55,000円 |
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治療の期間・回数:10か月~2年、12~25回
リスクや副作用:歯と顎のバランスによってはご自身の歯を抜く場合があります。まれに歯の根が短くなる可能性があります。装置装着後、痛みを感じることがあります(歯が動く正常な反応なので心配ありません)。頬の粘膜・唇・舌などに、口内炎ができることがあります。歯周病等で歯ぐきが下がっている方は、歯を動かすことでさらに歯ぐきが下がる可能性があります。重なっていた歯がきれいに並んだことで歯ぐきと両隣の歯との間に三角形の隙間ができる可能性があります。
歯科矯正用アンカースクリューを固定源にして、歯を移動させる方法です。治療期間の短縮や難しい症例にも対応できるといったメリットがあります。
歯科矯正用 アンカースクリュー | 110,000~220,000円 |
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治療の期間・回数:3か月~2年、3~5回
リスクや副作用:治療時に出血を伴う可能性があります。インプラントを埋めるための外科手術が必要になります。手術後に、痛みや腫れ、出血、合併症などを引き起こす可能性があります。お口の中が不衛生になると、インプラント周囲の歯ぐきが炎症を起こす可能性があります。あごの骨の状態によっては、埋めたインプラントが緩んだり、脱落することがあります。
矯正治療の期間中は定期的にご来院いただき、歯の動きに合わせて装置を調整します。その際に発生する費用です。
調整料 | 5,500円 |
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※金額は税込み表記です。
歯並びや咬み合わせについて、気になることを何でもご相談ください。矯正治療について大まかな説明をいたします。
レントゲン撮影、歯型の採取、咬み合わせの確認など、診断のための検査を行います。
検査結果をご説明し、治療計画をご案内します。
治療計画にご納得いただけましたら、治療を開始します。
歯並びが整ったら、保定装置(リテーナー)をつけていただきながら、経過観察を行います。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ─ | ○ | ○ | ○ | ○ | ▲ | ─ |
午後 | ─ | ○ | ○ | ○ | ○ | ▲ | ─ |
午前:10:30~12:00
午後:12:00~18:00
▲:9:30~13:00/14:00~18:00
※急患の当日受付可能
休診日:日曜・月曜・祝日