
こんにちは。千葉県印旛郡酒々井町「京成酒々井駅」より徒歩4分、「JR酒々井駅」西口より徒歩10分にある歯医者「あい歯科 矯正・こども歯科」です。
歯を治療した後、口を開けた時に銀歯が見えるのが気になったり、被せ物の変色に悩んでいたりする方もいるでしょう。セラミック治療は、近年患者様の口元の悩み改善策として注目を集めています。
今回は、セラミック治療の基本的な内容や種類ごとの特徴、かかる費用などについてくわしく解説します。ぜひ参考にしてみてください。
セラミック治療とは

セラミック治療とは、歯科用のセラミックと呼ばれる陶器素材を使って、歯の色や形を整えたりむし歯の治療後に修復したりする治療のことです。セラミックは、強度と見た目の美しさの両方を兼ね備えており、審美歯科の治療として多くの方に選ばれています。
セラミック治療の種類とその特徴

セラミック治療には、治療の目的や治療する場所に応じていくつかの種類があります。それぞれ特徴が異なり、患者さまの希望や口腔内の状態に合わせて選びます。
ここでは、代表的なセラミック治療の種類と、素材について解説します。
セラミック治療の種類
まずは、セラミック治療の種類をご紹介します。
クラウン・インレー
虫歯や事故などで歯を欠損した場合に、歯を修復するための方法です。セラミック素材を使用すれば、天然歯と見分けがつかないほど自然に仕上げられるでしょう。
欠損範囲が狭い場合はインレー(詰め物)、広い場合はクラウン(被せ物)で修復します。
ラミネートべニア
ラミネートべニアとは、歯の表面に薄いセラミックの板を貼り付けて、歯の色や形を整える方法です。歯の表面をわずかに削り、セラミック製のシェルを装着します。
ホワイトニングでは改善できない歯の変色や、すきっ歯などで歯の形状を微調整したい場合に選ばれます。歯を大きく削る必要がなく、短期間で複数の悩みを解決できることから人気があります。
素材の種類
セラミック治療で使用される素材にも、いくつか種類があります。ここでは、代表的な素材を4つ解説します。
オールセラミック
オールセラミックは、100%セラミックの素材です。セラミックは、天然の歯に近い色味と自然な透明感があるため、本物に近い見た目を再現できるでしょう。
特に、前歯のような目立つ場所の治療に選ばれることが多いです。
メタルボンド
メタルボンドとは、内側に金属を使用し外側にセラミックを焼き付けた素材です。内側に金属があるため強度が高く、奥歯などの噛む力が強くかかる場所にも使用可能です。
オールセラミックほどの自然な透明感はありませんが、丈夫さと見た目のバランスが取れている素材です。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックとは、一般歯科でよく使われるコンポジットレジンとセラミックを混ぜた素材です。オールセラミックに比べると着色・劣化しやすいですが、セラミックが少ない分費用を抑えられます。
ジルコニア
ジルコニアは、人工ダイヤモンドとも呼ばれる素材で、強度が高く非常に丈夫でありながらも、自然な見た目が特徴です。奥歯のような噛む力が強くかかる部分で使用しても割れにくく、長期間使用できるでしょう。
強度と見た目の良さを兼ね備えており、治療部位を問わずに使用できます。
保険治療との違い

セラミック治療は、自由診療で行われることがほとんどです。セラミック治療は見た目の改善を主な目的としているため、健康保険の適用範囲外とされるのです。
保険が適用されるのは、病気の改善を目的とした治療です。保険診療の虫歯治療で使用する銀歯は丈夫で費用も抑えられますが、金属の色が目立つことが多いでしょう。
その点、自由診療では治療に使用する素材に制限がありません。セラミックのように、丈夫でありながら見た目も重視した素材で美しさを追求することができます。
保険適用で使用できるセラミック素材もありますが、条件があるため事前に歯科医師に確認しておくと良いでしょう。
セラミック治療のメリット・デメリット

ここでは、セラミック治療のメリットとデメリットについてくわしく解説します。自分に合った治療方法を選ぶためにもぜひご覧ください。
メリット
セラミック治療にはさまざまなメリットがあります。一つずつくわしく解説します。
自然な見た目
セラミックの大きなメリットは、天然の歯に近い色味や透明感を持っていて非常に美しいことでしょう。丈夫でありつつも審美性が高いため、天然歯と並べても見分けがつかないほど綺麗な仕上がりになります。
金属アレルギーに対応できる
基本的に、セラミックそのものには金属が含まれていません。そのため、金属アレルギーをお持ちの方やアレルギーのリスクを抑えたい方にとっても、セラミックは安心して選べる治療方法です。
劣化しづらい
保険適用の治療の際に使用することの多いレジンなどの素材は、タバコやコーヒーなどで着色することが少なくありません。インレーやクラウンの黄ばみが気になってから再度治療することも可能ですが、そのためには元々の歯をまた削る必要があります。
何度も治療を繰り返すと、歯の寿命を縮めることにも繋がります。セラミックは変色しにくく長期間白く美しい歯を保つことができるので、結果的に歯を守れるのです。
デメリット
先ほどはメリットを解説しましたが、どんな治療にもメリットとデメリットが存在します。以下では、セラミック治療におけるデメリットをいくつか解説します。
費用が高い
セラミック治療は、基本的に保険が適用されない自由診療です。そのため、全額が自費負担になり、治療費が高額になることが多いです。
自由診療の場合の費用は、治療内容やクリニックによって異なります。気になる方はクリニックごとに見積もりを取って比較してみても良いでしょう。
修復が難しいことがある
セラミックは硬度が高く割れにくい素材ではありますが、強い衝撃が加わると破損する可能性もあります。破損した場合は部分的な修復が難しく、新しく作り直しが必要になることもあるでしょう。
作り直しが必要になると、その分費用や時間がかかり負担になることもあるでしょう。セラミックの破損は、強い力で噛んだり過度に硬い物を食べた時にも起きることがあるので、注意が必要です。
歯を削る必要がある
セラミッククラウンを装着するためには、元々の歯を削る必要があります。セラミックは強い衝撃を受けると割れる可能性があるため、ある程度厚く作って強度を確保します。
そのため、健康な歯を削るのはデメリットといえるでしょう。
メンテナンスが必要
セラミックは丈夫で、レジンなどの素材に比べると長持ちしますが、完全に手入れが不要というわけではありません。特に、詰め物や被せ物の境目には汚れが溜まりやすく、歯周病などを防ぐためには日頃のケアが欠かせません。
日頃のお手入れだけでなく、歯科医師によるクリーニングや定期的な検診を受けて、清潔な状態を保つようにしましょう。
セラミック治療の費用

セラミック治療は基本的に自由診療で行われるため、費用は治療方法や使用するセラミックの種類、クリニックによって違いがあります。クリニックによっては、分割払いやローンが可能な場合もあるため、事前に確認しても良いでしょう。
ここでは、費用の相場を確認しましょう。
クラウン・インレー
クラウン・インレー、それぞれの費用相場を、素材ごとにご紹介します。
<クラウン・インレーの費用相場>
素材 | クラウン(被せ物) | インレー(詰め物) |
---|---|---|
オールセラミック | 10万円から15万円 | 4万円から8万円 |
メタルボンド | 7万円から12万円 | - |
ハイブリッドセラミック | 4万円から8万円 | 3万円から5万円 |
ジルコニア | 12万円から20万円 | 5万円から10万円 |
素材ごとに特徴があるので、費用だけで選ぶのではなく歯科医師と相談しながら決めましょう。
ラミネートべニア
ラミネートべニアにかかる費用の目安は、1本8万円から15万円程度が相場です。ラミネートベニアの治療でも、選択する素材によって費用は変動します。
まとめ

セラミック治療は、歯の美しさと機能を追求する治療方法です。保険が適用されない自由診療になるので費用が高額になりますが、一般歯科の治療を比べて自然な見た目を実現できます。
セラミック治療を検討されている方は、千葉県印旛郡酒々井町「京成酒々井駅」より徒歩4分、「JR酒々井駅」西口より徒歩10分にある歯医者「あい歯科 矯正・こども歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、患者さまの「悩み」「想い」をしっかり聞いて、質の高い治療を提供しています。一般歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科、予防歯科、審美歯科、インプラントなどさまざまな診療を行っています。診療案内ページはこちら、お問い合わせやご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。