こんにちは。千葉県印旛郡酒々井町「京成酒々井駅」より徒歩4分、「JR酒々井駅」西口より徒歩10分にある歯医者「あい歯科 矯正・こども歯科」です。
子どもの歯並びに不安を感じている保護者の方にとって、インビザライン・ファーストは非常に魅力的な選択肢です。透明なマウスピースを使用することで、見た目への影響を最小限に抑えつつ、早期の歯並び改善を図ることができます。
しかし、気になるのがその費用です。装置が目立ちにくく、お子さんへの負担が少ない分、高額になるのではと心配される方も多いのではないでしょうか。
今回は、インビザライン・ファーストの費用について解説します。インビザライン・ファーストでの治療を検討されている保護者の方は、ぜひ参考にしてください。
インビザライン・ファーストとは
インビザライン・ファーストとは、主に6歳から10歳前後の混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)の子どもを対象にした、透明なマウスピースを使った治療法です。インビザラインの小児向けモデルであり、装置が目立ちにくく、取り外しが可能な点が特徴です。
この時期の矯正は1期治療とも呼ばれ、あごの骨の成長を促しながら歯並びや噛み合わせの改善を目指します。
金属製の装置を使用した矯正方法では、見た目や痛み、食事のしづらさが懸念されていましたが、インビザライン・ファーストは透明なマウスピースを使うことで、審美性と快適性を両立しています。
また、マウスピースは1日に20〜22時間装着する必要がありますが、食事や歯みがきの際には取り外すことができます。そのため、口腔内を清潔な状態に保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクを抑えることができます。
インビザライン・ファーストの費用
インビザライン・ファーストの費用は歯科医院や症例の難易度などによって異なりますが、一般的に40万円〜60万円前後が相場とされています。
また、これに加えて初診時のカウンセリングや精密検査、診断料がかかります。これらは治療を始める前の重要なステップで、口腔内スキャンやレントゲン、写真撮影などを通じて治療計画を立てるために必要な工程です。検査料としては2万円〜5万円程度が相場です。
さらに、定期的な通院費が1回あたり3,000円〜5,000円程度かかります。歯科医院によっては最初の費用に通院費が含まれているトータルフィー制度を採用しているところもあります。
このように、費用内訳をあらかじめ理解しておくことで、治療開始後に予想外の出費が発生するのを防ぐことができます。
インビザライン・ファーストは保険適用の対象になる?
結論から言うと、インビザライン・ファーストによる矯正治療は原則として保険適用外となります。日本の健康保険制度において、歯列矯正は審美目的と判断されることが多いため、自由診療として扱われるのが一般的です。つまり、治療費はすべて自己負担となります。
ただし、例外も存在します。特定の先天的疾患や顎変形症などの医療的必要性がある場合には、保険が適用されるケースもあります。
とはいえ、インビザライン・ファーストのようなマウスピース矯正は、たとえ上記のような疾患に該当しても、保険適用の対象にならないことが多いのが現状です。
なぜなら、保険診療で認められているのは、主にワイヤー矯正など従来型の装置に限られていることが多いためです。
インビザライン・ファーストの費用の支払い方法
インビザライン・ファーストの治療費は高額になることが多いため、歯科医院ではさまざまな支払い方法を用意しています。
まず、現金一括払いは最もシンプルな方法です。一括で支払うことで、トータルの費用を抑えられる場合や、追加手数料が発生しないといったメリットがあります。
ただし、まとまった金額を一度に用意する必要があるため、家計への負担が大きくなる点には注意が必要です。
次に、クレジットカード払いを利用できる歯科医院も増えています。分割払いを選べる場合もあり、月々の支払い負担を軽減できるのがメリットですが、分割手数料や金利が発生する可能性があるため、事前に確認しておきましょう。
さらに、デンタルローン(歯科専用の分割払い制度)を導入している歯科医院も多くなっています。
加えて、医療費控除の対象になる点も見逃せません。インビザライン・ファーストでの治療は機能改善を目的とした医療行為として認められることが多く、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合には、確定申告で所得税の一部が戻ってくる可能性があります。
このように、支払い方法にはいくつかの選択肢があり、家庭の経済状況に応じた計画的な支払いが可能です。事前に歯科医院に相談し、ご自身に合った方法を選ぶようにしましょう。
インビザライン・ファーストのメリット
ここでは、インビザライン・ファーストのメリットについて詳しく解説していきます。
装置が目立ちにくい
インビザライン・ファーストでは透明なマウスピースを使用するため、装着していても目立ちにくいのが特徴です。学校や友達との交流が活発になる時期の子どもでも、見た目を気にせず矯正治療に取り組むことができます。
食事や歯みがきがしやすく衛生的
マウスピースは自分で取り外しが可能なため、食事中に矯正装置に食べ物が挟まる心配がありません。また、歯みがきも通常通りできるため、口腔内を清潔に保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクを抑えることができます。これは子どもの歯の健康を守るうえでも大きな利点です。
成長期の顎の発達を利用できる
混合歯列期に行う矯正では、顎の骨の成長をコントロールしながら歯並びや噛み合わせの改善が可能です。インビザライン・ファーストはこの特性を活かし、永久歯が正しい位置に生えるよう導くことができます。結果として、将来の本格的な矯正が不要になることもあります。
デジタルシミュレーションで治療の見通しが立てやすい
治療前に口腔内スキャンを行い、3Dシミュレーションを用いて治療のゴールを可視化できるのもメリットのひとつです。治療の進行具合や最終的な歯並びを事前に確認できるため、保護者の方にとっても安心感があります。
治療内容に納得したうえでスタートできる点は、非常に大きな魅力です。
インビザライン・ファーストのデメリット
インビザライン・ファーストにはさまざまなメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。ここでは、デメリットについて解説していきます。
装着時間の管理が必要
インビザライン・ファーストで使用するマウスピースは1日20〜22時間装着する必要がありますが、小さな子どもにとってはこのルールを守ることが難しい場合があります。
自己管理が不十分だと、治療効果が出にくくなるだけでなく、予定よりも治療期間が長引く恐れがあります。そのため、保護者の方の協力が不可欠なのです。
適応症例に限りがある
インビザライン・ファーストは、軽度〜中等度の歯並びの問題に適応となります。
しかし、歯の重なりが非常に強い場合や、顎の骨に大きなズレがあるような複雑な症例には対応できないケースがあります。インビザライン・ファーストでの治療が難しいと判断された場合には、別の治療法を勧められるケースもあるでしょう。
自由診療のため費用が高額
保険適用外の自由診療となるため、治療費は全額自己負担です。相場としては40万円〜60万円程度となり、家計への影響は少なくありません。分割払いやデンタルローンの活用で費用負担を分散させる方法もありますが、十分な資金計画が必要です。
紛失や破損のリスクがある
マウスピースは取り外しができる反面、適切に管理をしないと、紛失したり、破損したりすることがあります。再作成には時間がかかり、場合によっては追加費用が発生することもあるため、取り扱いには注意が必要です。
保護者の方の見守りと日常的な管理が治療成功の鍵となります。
まとめ
インビザライン・ファーストは、見た目の違和感が少なく、衛生的で快適に治療ができることから、多くの保護者の方から注目を集めています。あごの成長をコントロールしながら歯並びを整えることができるため、将来的な本格矯正が必要なくなる可能性もあります。
ただし、費用は保険適用外で高額になるため、治療前には費用の内訳や支払い方法を十分に確認することが重要です。また、装着時間の管理が必要である、適応症例が限られるといったデメリットも把握したうえで、子どもにとって最適な治療かどうかを見極める必要があります。
信頼できる歯科医院で十分に相談し、納得のいく治療選択をすることが、後悔しない第一歩となるでしょう。
小児矯正を検討されている方は、千葉県印旛郡酒々井町「京成酒々井駅」より徒歩4分、「JR酒々井駅」西口より徒歩10分にある歯医者「あい歯科 矯正・こども歯科」にお気軽にご相談ください。
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