
こんにちは。千葉県印旛郡酒々井町「京成酒々井駅」より徒歩4分、「JR酒々井駅」西口より徒歩10分にある歯医者「あい歯科 矯正・こども歯科」です。
目立ちにくいマウスピース矯正に興味はあるものの、「治療中は痛いのでは?」という不安から、一歩踏み出せないでいる方も多いのではないでしょうか。
歯を動かす治療である以上、ある程度の痛みや違和感は避けられません。しかし、どのような痛みで、いつ頃生じるのかを知っておくだけで、心の準備ができ、不安は大きく和らぎます。
この記事では、マウスピース矯正で痛みが生じる主な原因とタイミング、そしてご自身でできる痛みの和らげ方について詳しく解説します。痛みが強い場合の対処法もご紹介しますので、安心して治療を始めたい方はぜひ参考にしてください。
マウスピース矯正とは

マウスピース矯正は、透明な樹脂製の装置を段階的に交換しながら歯を少しずつ動かしていく治療法です。患者様ごとにカスタムメイドされたマウスピースを一定期間ごとに付け替えることで、歯に持続的な力をかけて理想的な位置へと導きます。
従来のワイヤー矯正と比較して目立ちにくく、取り外しが可能な点が特徴ですが、歯を動かす力が加わることによる痛みが生じる場合もあります。
マウスピース矯正中は痛む?

マウスピース矯正の痛みについて、仕組みや痛みが生じるタイミング、ワイヤー矯正との違いを詳しく解説します。
痛みが起こるタイミングと特徴
マウスピース矯正で痛みを感じやすいのは、新しいマウスピースに交換した直後が多いとされています。これは、歯が新しい位置に動き始める際に圧力がかかるためです。
痛みの強さや持続期間には個人差がありますが、多くの場合、数日以内に軽減する傾向があります。痛みは鈍い圧迫感や違和感として感じることが多く、日常生活に大きな支障をきたすことは比較的少ないとされています。
ワイヤー矯正との痛みの違い
ワイヤー矯正は、金属のワイヤーやブラケットで歯を動かすため、調整後に強い痛みや違和感を感じることがあります。
一方、マウスピース矯正は段階的に弱い力をかけるため、痛みが比較的軽度であると報告されています。
ただし、痛みの感じ方には個人差があり、どちらの方法でも一時的な不快感が生じることは避けられません。痛みが強い場合や長引く場合は、必ず担当の歯科医師に相談しましょう。
マウスピース矯正で痛みが生じる主な原因

マウスピース矯正中に感じる痛みにはさまざまな原因があり、それぞれに特徴や対処法があります。
歯の移動による圧迫や違和感
歯が計画的に動かされる過程で、歯や周囲の組織に圧力がかかるため、違和感や軽い痛みを感じることがあります。これは矯正治療の初期や新しいマウスピースへ交換した直後に多く、通常は数日で慣れてくることが一般的です。
歯ぐきへの刺激
歯を支える歯ぐきが刺激されることで、鈍い痛みや敏感さを感じる場合があります。特に歯ぐきが腫れている場合や、歯周病がある場合は痛みが強くなることもあるため、日々の口腔ケアが重要です。
マウスピースやアタッチメントが粘膜に当たる場合
マウスピースや歯に装着するアタッチメントが、頬や舌の粘膜に当たることで、擦れや口内炎が生じることがあります。気になる場合は、歯科医師に相談し調整してもらうことが推奨されます。
顎間ゴムやアタッチメントによる引っ張り感
噛み合わせや歯並びを調整するために使われる顎間ゴムやアタッチメントによって、引っ張られるような違和感や痛みを感じることがあります。これは治療の一環であり、徐々に慣れていくことが多いです。
後戻りや噛み合わせの変化による痛み
歯の移動に伴い噛み合わせが変化すると、一時的に噛みにくさや痛みを感じることがあります。痛みが長引く場合や強い場合は、早めに歯科医師へ相談しましょう。
マウスピース矯正中に起こる痛みの具体的な症状

マウスピース矯正中に感じやすい痛みや違和感について、具体的な症状や注意点を詳しく解説します。
歯が押されるような痛みや違和感
マウスピース矯正では、歯を少しずつ動かすために持続的な力が加わります。そのため、装着初日や交換直後に歯が押されるような痛みや違和感を感じることがあります。
多くの場合、数日で慣れることが多いですが、痛みが強い場合は担当医に相談することが大切です。
口内炎や粘膜の傷み
マウスピースの縁が歯ぐきや頬の粘膜に当たることで、口内炎や粘膜の傷みが生じることがあります。特に装着初期や新しいマウスピースに交換した直後は、口腔内が敏感になりやすいです。
痛みが続く場合や傷が深い場合は、マウスピースの調整や専用のワックスを使用することで症状が和らぐこともあります。
食事や会話時に感じる痛み
マウスピース矯正中は、食事の際にはマウスピースを外すことが一般的ですが、装着直後は噛むときに歯に痛みを感じることがあります。
また、発音しづらさや会話時の違和感も一時的に生じることがありますが、多くは慣れることで軽減されます。
眠れないほどの強い痛み
基本的に、マウスピース矯正による痛みは日常生活に支障をきたすほど強いものではないとされています。
しかし、まれに痛みが強く眠れない場合や、痛みが長期間続く場合は、他の問題が隠れている可能性もあるため、早めに歯科医師へ相談しましょう。
マウスピース矯正の痛みを和らげるセルフケア方法

マウスピース矯正中に感じる痛みを和らげるための具体的なセルフケア方法について解説します。
痛み止めを服用
市販の痛み止め(鎮痛剤)は、医師や薬剤師の指示に従い、用法・用量を守って使用することが大切です。自己判断での過剰な服用や長期使用は避け、痛みが強い場合や長引く場合は必ず歯科医師に相談しましょう。
柔らかい食事を選ぶ工夫
矯正直後や痛みが強い時期は、硬い食材や粘着性の高い食品を避け、スープや煮物、ヨーグルトなど歯や顎に負担の少ない柔らかい食事を選ぶと、痛みの軽減につながります。
冷やす・温めるなどの対処法
痛みが気になる部分を清潔なタオルで冷やすと、一時的に炎症や痛みが和らぐことがあります。
ただし、長時間の冷却や過度な温熱は避け、症状が続く場合は歯科医師に相談してください。
マウスピース矯正中の痛みを軽減するための事前準備と治療中のポイント

マウスピース矯正による痛みを少しでも和らげるためには、治療前後の準備や日常生活での工夫が重要です。
矯正開始前に歯周病や虫歯を治療する重要性
マウスピース矯正を始める前に、歯周病や虫歯の治療を済ませておくことはとても大切です。これらの疾患がある状態で矯正を始めると、痛みが強くなったり、歯ぐきの腫れや出血が生じやすくなる場合があります。
治療前に口腔内を健康な状態に整えることで、矯正中の痛みやトラブルを最小限に抑えやすくなります。
治療中に気を付けたいポイント
痛みを理由に装着時間を短くしたり、自己判断で治療を中断すると、治療期間が延びたり追加費用が発生することがあります。適切な装着時間を守り、痛みが続く場合は早めに歯科医師に相談することで、無理なく治療を進めやすくなります。
治療計画を守ることが、結果的に経済的・時間的な負担の軽減につながります。
まとめ

マウスピース矯正では、歯が動く過程で痛みを感じることがあります。
痛みの主な原因は、歯に力がかかることやマウスピースが歯ぐきや粘膜に当たることなどです。痛みは一時的な場合が多いですが、症状や程度には個人差があります。
セルフケアとしては、マウスピースの装着時間を守る、冷たい飲み物で冷やすなどの方法が挙げられます。強い痛みや長引く症状がある場合は、歯科医院に相談することが大切です。
マウスピース矯正は必ずしも強い痛みを伴うわけではなく、事前準備や正しいケアで痛みを軽減できる可能性があります。
マウスピース矯正を検討されている方は、千葉県印旛郡酒々井町「京成酒々井駅」より徒歩4分、「JR酒々井駅」西口より徒歩10分にある歯医者「あい歯科 矯正・こども歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、患者さまの「悩み」「想い」をしっかり聞いて、質の高い治療を提供しています。一般歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科、予防歯科、審美歯科、インプラントなどさまざまな診療を行っています。